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アメリカ航空宇宙局(NASA)はこのほど、国防総省の研究・工学担当国防次官室で事業運営ディレクターを務めていたベトナム系米国人のマーガレット・ボー・シャウス(Margaret Vo Schaus)女史を新たな最高財務責任者(CFO)に任命した。
マーガレット・ボー・シャウス女史は就任宣誓式で、「NASAのビル・ネルソン長官から任命を受けたことを光栄に思う。また、NASAの予算を監督し、NASAの画期的なミッションを遂行する機会を与えてくれたジョー・バイデン大統領に感謝している。教育の機会を創出し、気候変動に対処し、これまで以上に宇宙へ飛び出していくために努力するNASAの価値観を支持していく」と述べた。
さらに、「ベトナム難民だった私の両親が、数え切れないほどのハードルを乗り越え、子供たちがアメリカンドリームを追い求められるようにしてくれたことに深く感謝している。両親の犠牲がなければ、私は今日ここにいなかっただろう」とも話した。
マーガレット・ボー・シャウス女史は、ミシガン州でベトナム難民の両親のもとに生まれ、南カリフォルニアで育った。スタンフォード大学で科学・技術・社会および英語の学士号や経営科学・工学の修士号を取得。これまで米国エネルギー省と国防総省の科学技術組織の財務管理と事業運営を担当してきた。