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映画館が展開する「ポップコーン無料詰め放題」キャンペーンが話題だ。しかし食べきれずそのまま捨てられるものも多く、「もったいない」という批判も多い。
このキャンペーンは、ロッテシネマ(Lotte Cinema)が10月25日から11月30日まで、ホーチミン市をはじめ全国各地で実施しているもの。映画のチケットを買えば、持参した何らかの容器にポップコーンを好きなだけ詰めてもらえるというもので、若者を中心に大きな関心を集め、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上では、大きなバケツを持参してポップコーンを詰めてもらう動画などが多数アップされている。
ホーチミン市の一部の映画館では、バケツ、タライ、発泡スチロールの箱など、思い思いの容器を持参した数百人が列を作る光景も見られた。7区の映画館を訪れた男性は、「話題のイベントです。炊飯器や寸胴鍋を持ってきた人もいました。ポップコーンを詰めてもらって、写真や動画を撮るんです」と話した。
だが食べきれないほどの量を受け取る人々に対して、「もったいない」との批判もある。3分の1も食べきれず、そのまま映画館に放置して帰ったり、館内のゴミ箱に捨てていく姿も多数見られており、映画館を訪れた女性は「普通の1人分だって食べきれないこともあるので、私はそもそも映画館でポップコーンを買わないのですが、友人は『トレンドというだけだから、食べきれなくてもいい』と」とあきれた様子だ。
ロッテシネマの担当者は、観客に好きなだけポップコーンを食べてもらうことが企画の意図だったが、想定外に大きな注目を集めたとしたうえで「こぼしたり、人々が首をかしげたくなるような状況が生じていることも事実で、残念に思っています」とコメントし、1か月ほど実施するイベントであるため、状況を見て調整していくと説明した。