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- 国会決議案に初めて盛り込まれる
- 留学期間中に週20時間まで労働可能に
- 外国人専門家・研究者のビザ免除試行も
ベトナム当局は、外国人留学生に対し、アルバイトを認める方針を示した。これは、教育・訓練分野における特別な仕組みや政策に関する国会決議案に初めて盛り込まれたもので、教育訓練省が同案について意見聴取を実施している。
同案によると、ベトナムで学ぶ外国人留学生は、留学期間中に週20時間まで労働できる。これまではベトナム人学生のみ、週24時間を上限とするパートタイム労働が認められていた。
このほか、同案には、教育分野における国際競争力を高めることを目的として、以下の措置も盛り込まれる。
◇博士号を有し、大学に勤務する外国人専門家・研究者に対し、5年間のビザ・労働許可証の免除を試行する。
◇主要大学に、外国人専門家・研究者が労働許可証を申請する必要がないケースを確認する権限を付与する。
◇世界トップ500大学との連携による分校の設立を奨励する。
2024年6月末時点で、教育分野の海外直接投資(FDI)案件は605件あり、投資認可額は合計45億7000万USD(約6800億円)に上る。また、大学65校で430件の国際連携プログラムが展開されている。同時点における外資系大学の数は5校で、留学生の数は2万2000人と、過去9年で最多となった。