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- 物理SIMからeSIMへの転換を強化
- ベトテル、オンラインでの切り替え無料
- ビナフォン、eSIM切り替え機能追加
ベトナムの通信事業者が、物理SIMからeSIMへの転換を強化している。各社はオンライン手続きに対応し、手数料の無料化を進めている。これにより、通信分野におけるデジタル化が一段と加速しつつある。
12月初めには、通信事業者最大手で国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)が、オンライン手続きによるeSIMへの切り替えについて完全無料化を発表した。
また、これに先立つ10月には、ビナフォン(Vinaphone)が既存ユーザー向けにアプリでのeSIMへの切り替え機能を追加した。
仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator=MVNO)であるウィンテル(Wintel)やアイテル(iTel)なども、電子身分証明アプリ「VNeID」の認証による本人確認を用いたオンライン契約とeSIM発行を進めている。
これまでの手数料は、通常1万5000~3万5000VND(約89~207円)だった。
eSIMは、端末に内蔵されており、破損や接触不良、紛失といった物理的リスクを回避できるほか、SIMカードのプラスチックを削減できるため、環境面でもメリットがある。さらに、スマートフォン1台に複数の電話番号を登録でき、海外渡航時の回線の切り替えが容易といった柔軟性も強みとなっている。
一方で、端末の電源が切れた場合や故障時に、物理SIMのようにすぐに別の端末へ差し替えることができないなどの課題も残る。さらに、eSIMが搭載してあるのはミドルレンジ以上のスマートフォンが中心だ。
世界的にもeSIMへの移行が進んでおり、米アップル(Apple)は米国モデルのiPhoneで物理SIMスロットを廃止した。
・ 通信事業者、代理店でのSIMカード発行を停止 (2023/09/08)
・ 本人名義でないSIMカード、4月15日から着信サービスも一時停止 (2023/04/06)
・ 本人名義でないSIMカード、4月1日から発信サービスを一時停止 (2023/03/31)
・ 携帯通信大手3社、代理店でのSIMカード新規販売を終了 (2020/06/03)
・ ベトテル、国内最初のeSIMサービス提供通信事業者に (2019/08/23)
・ モビフォン、eSIMの早期導入に向け試験中―店舗に体験コーナーも (2019/01/14)

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