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- 1716.47の高値圏、過去最高値を更新
- 8月12日に1600を初突破、2か月で更新
- フロンティア市場からの格上げが背景
10月9日の株式相場について、ホーチミン市場は1702.76(+0.29%)で寄り付いた後、もみ合いながら値を上げ、中盤に1717.65(+1.17%)まで上昇する局面もあった。
その後は前引けにかけて値を消し上げ幅を縮小した。後場に入ると、再び値を上げる展開となり、VNインデックスは+18.64ポイント(+1.10%)高の1716.47の高値圏で引け、過去最高値を更新した。
売買代金は前日比+3.6%増の34兆3970億VND(約1980億円)の高水準を維持した。主力株は値上がり銘柄が多く、インデックスをけん引した。
VNインデックスは8月12日に初めて1600を突破した。そこからわずか2か月足らずで1700を突破した。
この背景には、インデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)が8日に2025年9月の国別分類報告書を発表し、この中でベトナムの株式市場を「フロンティア市場」から「第二新興国市場(セカンダリー・エマージング・マーケット)」へ正式に格上げしたことがある。
これは、10年以上にわたる市場改革の成果を示す歴史的な節目として投資家に好感され、今後の海外資金流入と国際的評価の向上に向けた重要な一歩となるとみられる。