25日経済警察局、航空会社20社と旅行会社が参加し先ごろ公布された出入国手続き簡素化に関する説明が税関局によりホーチミン市タンソンニャット空港で行われた。
ホーチミン市税関局のLe Kien Trung副局長による説明は以下の通り:
タンソンニャット空港において入国手続きを行う場合、以前は出入国書兼税関申告書(書類名:CHY-2000、2枚綴りで1枚目が白色2枚目が黄色の紙)に記入し税関局員に提出サイン・押印する手続きを行っていたが、簡素化施行後には申告物品がない場合は税関申告書の一部の記入を免除する。
具体的には、10月1日に公布された通達第4737号により、ベトナムに入国する旅客で申告する物品、免税範囲を超える物品、別送品、再輸出入物品、規定を超える外貨の持込みがない場合は出入国書兼税関申告書の第12項から15項までに記入(該当する箇所にチェックを入れる)する必要がなくなり、他項目に記入後サインをし税関局員に提出する。その後税関局員はこれらの申告物品がない税関申告書に関しては局員のサインと税関局の押印をせず1枚目を保管し2枚目を入国者に返却する。
この手続き簡素化に関しタンソンニャット空港税関支局のNguyen Truong Nhan支局長は手続きの簡素化を実施することにより同空港の手続きが迅速になり長時間の待ち時間が解消されるだろうとする一方、密輸入などのリスクも増大するため税関局の管理業務責任はこれまで以上に重要になると述べた。