米コンサルティング大手マーサーがこのほど発表した「世界生計費調査2008」の結果によると、ハノイ市は昨年の56位から91位へ、ホーチミン市は60位から100位へと大幅に順位を下げた。同社はこれについて、ベトナムの通貨ドンがドル安の影響を受けたためと説明している。
この調査は、世界の143都市を対象に、住居費、交通費、食料、衣料、家庭用品、娯楽費用などを含む200品目以上の価格を比較したもの。世界で最も物価が高い都市は3年連続でモスクワ、2位は東京、3位はロンドンだった。一方最も物価が低い都市は、6年連続で南米パラグアイのアスンシオンという結果になった。