建設省はこのほど、ハノイ市都市鉄道路線建設案件(2号線)に日本の都市鉄道システム標準仕様である「STRASYA(Standard Urban Railway System for Asia)」を採用したいとするハノイ市人民委員会の提案を承認した。しかし同省は「STRASYA」の採用にあたって、国内の建設事業における外国基準導入規則の原則を遵守するよう注文を付けた。
都市鉄道2号線(ノイバイ~ハタイ省ハドン市間)は、同市が優先的に整備を進める重要交通路線の一つ。完成後はホン川(紅河)の北側と南側、市中心部、ハドン市の各居住区をつなぐことになる。1日当たりの輸送乗客数は、2014年に57万5000人、2040年には170万人を予定している。