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【第7回】少数民族の若手女性起業家【VIETJO LIFEコラム:伝統工芸職人の光と闇】

2018/02/12 12:00 JST配信

(本記事は、2018年2月9日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

皆さん、ご無沙汰しております。
Threads 代表の東山です。

今回ご紹介するのは ライチャウ省 のスス(Susu)さんという若くしてホームステイ事業を興そうと奮闘している女性です。
花モン族のススさんは昨年ハノイの大学を卒業したばかりです。
彼女は流暢な英語を話し、加えて医学部卒業。
そんなエリートの彼女がなぜ帰郷して起業の道を選んだのか、インタビューを通じて彼女の独特な世界観を覗いてみることにしました。


ハノイから来た感満載で、とにかく目立ったあの星のスウェット
(左から2番目がススさん)


ススさんとの出会いはライチャウ省で行われたローカルホームステイ講習会

ススさんに出会ったこのホームステイ講習会とは、平たく言えば、民泊事業がうまく行っている会社の社長さんがライチャウ省に来て、現地の人たちに洋食の調理法を教えるという内容のものでした。
社長さんの料理の腕が一体どのくらいプロフェッショナルか分かりませんが、少数民族の女性たちにはとても勉強になったそうです。
講習の成果としてビーフシチューを作って頂きました。
が、やはり山風でした。
(スープがサラサラ…)

ホームステイ事業の起業にいたるまでのインタビュー

東山:それでは、ススさんよろしくお願いします。まず、そもそもなぜハノイの大学に行ったのですか?

ススさん:やはり憧れなんですよね、大都会というものが。高いビル、いろいろな国から来る人、美味しい料理とか。

東山:山生活はやはり退屈ですか?

ススさん:今はそうだと思わないけど、まあ当時は出たくて仕方がなかったですね。

東山:ハノイの大学に行けたのはすごいですね!それに医学部!なぜ医学部を選んだのですか?

ススさん:なぜ医学部かですか?進学相談をしてくれる人がいなかったからかな?山に住んでいるせいなのか分かりませんが、高校の時は生物の成績だけはとても良かったです。もしかしたらその影響もあるかもしれません。

東山:そっか!山に住んでいるから、生物なんて余裕ですね!僕は覚えるのが苦手だから、生物は大変でした…。 ところで、英語専攻でもないのにすごく英語を話すのが上手ですね。

ススさん:ネットで勉強しました!アメリカドラマを観て。

東山:なるほどですね。日本人の英語レベルが世界的にも低いと言われているけれど、アメリカドラマがもっと流行ればいいのかな?

ススさん:そうかもしれないですね。 でも私、最近は韓国ドラマしか見ないのですが、韓国語は全然話せませんよ。

東山:総じてハノイでの大学生活はどうでしたか?

ススさん:最初の一年は楽しかったですね!全てが「ワォ〜!」って感じ。そしてだんだん慣れてきて、どうしても悪いところに目が行くようになっちゃいます。ハノイはやっぱり人が多いですし、空気も汚い。

東山:なるほど。まあ基本人ってそうですよね。気になり始めると目についてしまいます。でも、さらなる刺激を求めてホーチミンとかには行かなかったんですね。

ススさん:それも考えたけど、でも今は山が恋しい。とりあえず数年はここでのホームステイ事業に専念します。


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著者紹介
Threads 代表 東山

貧困層女性の自立支援を行っております非営利型社団法人代表の東山です。少数民族の伝統工芸をこよなく愛し、常に「村めぐり」をしております。村民達とさし飲みをしてます。

今回の連載は弊団体の活動とともに、観光だけでは見られない村人の「素」な一面を読者の皆さまにお見せできれば幸いです。


伝統工芸職人の光と闇
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