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【ベトナム食図鑑】フォーとブンの違い~絶品の郷土料理のご紹介【VIETJO LIFEコラム:【日本人が知らない】ディープなベトナム案内】

2019/12/17 12:00 JST配信

(本記事は、2019年12月9日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

みなさん、こんにちは!ホーチミン在住のベトナム人 ICONIC のHanです。コラム 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」 では、ベトナムでの旅行やグルメ・文化・ショッピング・その他おもしろ情報を発信していきます。

ベトナムの定番麺料理といえば、フォー、ブン、バインカインなどがありますが、みなさんは食べたことがありますか?実は、これらに使われる麺はすべて種類が異なり、フォーにはフォー専用の麺が、ブンにはブン用の麺が存在します。ベトナム在住の日本人の友達に「フォーの麺とブンの麺は違うよ」と言うと、びっくりされますが、きっとフォーが美味しくて、夢中で味わっていて気付かなかったのかもしれませんね。

実際に麺の違いを判別するのは簡単ではありません。そこで今回は、見た目が似ている白い麺料理について解説します。

ベトナムを代表する伝統料理「フォー」

フォー・ブン・バインカイン・バインダー・ミエン(麺)・フーティウなどの白い麺には、主にうるち米や五穀のでん粉を使用しますが、製造工程が全く異なります。ベトナムの伝統麺フォーは、厚さ1.5mm、幅3~4mm、長さ20cmに切られた長方形のような断面をしている平麺です。フォーは麺に肉類や野菜、調味料を加えて食べますが、麺が美味しさを左右するため、重要な役割を果たしています。

昔は複雑で時間のかかる製造工程だったようですが、今は製麺機を使用し、自動化或いは半自動化となり製造されています。現代では食べることのできない手作りのフォーには、フォー本来の美味しさがあったのでしょう。

濃い色をしたスープの伝統的なフォー
引用: Restaurants in Hanoi


最近のトレンドは、あさりを使用したクラムフォーです。透き通った出汁に柚子胡椒が効いています。

クラムフォー
引用: PHUNUTODAY


ファンが通いつめる美味しさ!郷土料理のドライフォー

フォーはスープとともに食べる印象がありますが、混ぜそばのようにして食べるドライフォー(汁なしフォー)は、スープのフォーとはまた違った美味しさがあり、独自の食文化を生み出しています。特に、少数民族ザライ族が居住する中部 ザライ省 のドライフォーが絶品で、これを食べるために、遠くからわざわざ訪れるファンもいるほどです。郷土料理ならではの独特な味が、グルメな人たちを魅了しています。

ザライ省の名物ドライフォー
引用: Festivalcongchieng


もし中部に行く機会があれば、 クアンナム省 のクズイモフォーも味わってみてください。クズイモ粉から作った麺はコシがあり、ニンニクや油、ピーナッツ、ツボ草を和えていただきます。その美味しさは、忘れられない味です。

クアンナム省のクズイモフォー
引用: innotour.vn



本文の続きはこちら → VIETJO LIFE「第4回【ベトナム食図鑑】フォーとブンの違い~絶品の郷土料理のご紹介
コラム「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」の一覧はこちら → 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内

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ICONICベトナム
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