ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第19回】?ベトナム人はスマホで何を撮っているのか??

2016/01/13 09:20 JST配信

ベトナムに住んでいると、レストランやカフェなどあらゆる所で、Selfie(セルフィー、自撮り)やWefie(ウィーフィー、自分を含めた仲間撮り)をしている人たちを見かけます。スマートフォンの普及に比例する形で、写真を撮る枚数は劇的に増えています。今回は、ベトナム人が何のデバイスを使って、どんな写真を撮影し、その後写真をどうしているのか、 Q&Me を使って調べてみました。

写真撮影には「スマホ」が8割

ベトナム人の8割が「写真を撮影する際にスマホを最も利用する」と回答 しており、半数以上がこれに満足しています。ベトナムではデジカメ等の普及率が高くなる前にカメラ機能付き携帯電話やスマホの普及が進んだため、現在はスマホがベトナム人にとって撮影体験の中心になっています。

撮影枚数は「自撮り」が最も多い

「スマホで写真を撮影する」と答えた回答者の平均写真撮影枚数は、 週に20.9枚 でした。その中でもやはり多いのが、「Selfie」や「Wefie」で、 「Selfie」が週に4.6枚と最も多く、続いて「Wefie」が週に4.5枚 となっています。それ以外では、「食べ物」の写真や「家族」「風景」などの写真が多く撮影されています。

食べ物の写真を見てみると、特に女性は「オシャレなカフェにいった」「お奨めのレストランに行った」など、日常生活を「盛る」ような写真が多いのが特徴的です。

また、自撮りが多いこともあり、カメラアプリの利用も盛んです。200種類以上のフィルターを搭載し、肌色調整やセルフタイマーで撮影できる「Camera360」や、「プリクラ並みに盛れる」と評判の「BeautyPlus」など、 美顔加工アプリが若者に人気 です。やはりこういったアプリは若い女性の間で特に人気ですが、自撮りに関しては男女共通。頻繁に自撮り写真をFacebookにアップしている男性もよく見かけます。

写真はSNSで共有、「Facebookにアップ」が6割

撮影した後の写真ですが、やはり Facebook等ソーシャルで共有する というのが一般的です。一番多いのはやはり、 「Facebookにポストする (57%)」で、他にはZaloやMessengerを使って友達とシェアしています。また、Facebookなどネットでの活動が盛んな人は、そうでない人よりも写真を数多く撮影する傾向があり、シェアを前提とした写真体験が盛り上がっていると言えるでしょう。

※調査は18歳~49歳のベトナム人男女500名に実施したもの

著者紹介
株式会社Asia Plus代表取締役社長 黒川賢吾

株式会社Asia Plus ( www.asia-plus.net )代表取締役社長。
NTT、ソニー、ユニクロにて海外マーケティングを担当。
2014年にAsia Plusを設立しベトナムマーケットリサーチサービス
「Q&Me( www.qandme.net )」を展開中


統計から見るベトナム
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
政府、私募社債発行に関する規制を厳格化 書類偽造は最大890万円 (28日)

 政府は、私募社債発行や第三者割当株式発行の管理を強化するため、政令第306号/2025を公布した。同政令は、政令第156号/2020と政令第158号/2020の一部を改正・補足するもので、第三者割当株式発行、私募社債発...

ベトジェットエア、コンダオ線の運航再開 中国製航空機を再導入 (28日)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は12月3日、ハノイ市ノイバイ国際空港およびホーチミン市タンソンニャット国際空港と、ホーチミン市(旧バリア・ブンタ

24年の音楽著作権徴収額、+12.7%増の1400万EUR 世界47位 (28日)

 ベトナム音楽著作権保護センター(VCPMC)は25日、2024年のベトナムの音楽著作権料徴収額は前年比+12.7%増の1400万EUR(約25億4000万円)で世界47位、デジタル著作権料徴収額は同+15.7%増の1200万EUR(約21億7000...

ホーチミンの市場とともに生きる:バンコー市場 (23日)

 ホーチミン市のめまぐるしく変わりゆく街並みの中で、バンコー市場(cho Ban Co)は、記憶の断片のようにひっそりと存在している。商人たちは日々、市場で商売を続けている。まるで、1束の野菜が、1kgの玉ネギが...

ホーチミン:放置荷物から発見の腐乱死体、身元は20代韓国人男性 (28日)

 韓国の聯合ニュースは、ホーチミン市にある高層マンションのロビー付近に放置された荷物から男性の腐乱死体が見つかった事件の続報として、遺体が韓国人男性のものと判明したと報じた。  ベトナム外務省の...

ハノイ:公示地価を更新、1平米最高415万円 (28日)

 ハノイ市人民評議会は26日、2026年1月1日から適用される市内各地の公示地価を承認する決議を採択した。  新たな公示地価表では、価格基準区域を従来の区・郡(2025年7月1日廃止)単位ではなく、全市を17区域...

ホーチミン:新春フラワーロード2026、2月15日から開催 (28日)

 ホーチミン市人民委員会は、テト(旧正月)の名物となっているサイゴン街区(旧1区)歩行者天国グエンフエ(Nguyen Hue)通りの「フラワーロード」を、2026年2月15日(日)から22日(日)にかけて開催すると発表した。今...

家族3人毒殺の女に死刑判決、1年足らずで次々不審死 (28日)

 東南部地方ドンナイ省人民裁判所は27日、シアン化物を盛って複数人の家族を殺害したグエン・ティ・ホン・ビック被告(女・39歳)に死刑判決を下した。  ビック被告は、殺人罪と有毒物質の違法所持・輸送・使...

年初11か月の自然災害被害、死者・行方不明者409人 (28日)

 ベトナムでは2025年初めから現在までに、自然災害が頻発しており、様々な要因も重なって被害が拡大中だ。11月末の現時点で自然災害による死者・行方不明者は409人に上り、経済的な被害額は85兆VND(約5060億円)...

ブラザー工業、ベトナムに産業機器事業のサービスサポート拠点新設 (28日)

 プリンターや家庭用・工業用ミシンなどの製造を手掛けるブラザー工業株式会社(愛知県名古屋市)は1日、自社の産業機器事業においてベトナムで初となるマーケティングおよび代理店のサービスサポートを担う事務所...

SAAF、地盤調査のベトナム子会社を売却へ 事業見直しで (28日)

 SAAFホールディングス株式会社(東京都江東区)は、同社グループ全体の事業ポートフォリオの見直しに伴い、日本国内のコア事業へのさらなる成長の実現に向けて、ベトナム事業を見直し、連結子会社を閉鎖する。 ...

福井大学、電力大学との学術交流協定を更新 原子力人材育成など (28日)

 福井大学(福井県福井市)はハノイ市の電力大学(EPU)と2014年に大学間協定を締結し、学生や研究者の交流を深めてきた。両大学はさらなる交流の強化を図るべく、11月10日に同協定を更新し、福井大学文京キャンパス...

ホーチミン:金属製品&手工具展示会、12月4日から開催 (28日)

 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, phuong Tan My, TP. Ho Chi Minh)で12月4日(木)から6日(土)まで、「第10回金属製品&手工具展...

ホーチミン:「オンチェーン経済連盟」設立、国際金融ハブ目指す (27日)

 ホーチミン市で25日に開催された「CEO 500 - Tea Connect」の対話セッションで、ファム・ミン・チン首相や同市共産党委員会のチャン・ルウ・クアン書記、世界経済フォーラム(WEF)の責任者などの立ち会いのもと...

不二家と丸紅、タイニン省で焼菓子工場竣工 カントリーマアム生産 (27日)

 株式会社不二家(東京都文京区)と丸紅株式会社(東京都千代田区)の合弁会社である不二家ベトナム(FUJIYA VIETNAM、ホーチミン市)は、南部地方タイニン省(旧ロンアン省)のフウタイン工業団地で焼菓子製造工場を竣...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved