ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第2幕】ホントに喜ばれるギフトは?

2019/05/27 10:05 JST配信

工場や事業所、会社設立のオープニングセレモニーや周年事業など、ホテルや工場などで行われるセレモニーイベントを毎月、数多く受注させて頂いています。多くのお客様をご招待するセレモニーでは、必ずと言っていいほど、お土産を頂くと思います。皆さん、 式典に参加してほんとに嬉しいお土産をもらったことはありますか? (心は別ですよ)

お土産の案として、よくクライアントから「普段使える、後に残るもの、会社名を入れる」というオーダーがあります。しかし、よく考えてください。他社の社名またはイベント名が印刷された事務用品など、ほんとに嬉しいですか?持ち帰って使いますか?迷惑じゃないですか?

例えば、お誕生日パーティーに来てもらった友達に「ぼくの誕生日!」と書いた文具をもらって、嬉しいでしょうか?日本からお越しいただいているお客様用に、「ベトナムのギフト」というオーダーも良く受けますが、器や絵、シルク製品、漆製品、ほんとに嬉しいと思いますか?邪魔じゃないですか?いつか捨てられませんか?あなたも捨ててないですか?一番困るのは、記念集合写真を撮って、帰りにお渡しするというもの。これ飾るんですか?オッサンの顔見て楽しい?

皆さん、とにかくギフトにも心を込めましょう。日系企業の式典は、駐在の日本人の方も多く出席します。あまり難しく考えず、 単純に自分がもらって嬉しい、もしくは、例えばお母ちゃんや恋人に持って帰ってあげたくなるもの を考えるのも良い方向です。

私だったら、普通に日本のお菓子、お酒類などが嬉しいです。 本社や創業者のゆかりの名酒や食品類など、お帰りの案内で伝えたくなるほどのギフト を企画したいものです。

もしセレモニーを計画している方でお付き合いのある業者さんに「捨てられない、印刷入りの普段使うギフトを提案して」と発注して、「かしこまりした!探します!」と、答えた業者さんは、きっと適当に仕事してる人だと思います。昔、セレモニーのご提案時に、競合プレゼンテーション(他社と企画を競う)をした際、クライアントが「イベントオヤジの独り言で平櫛さんのコラムのそのまま受け売りで提案してきたよ」と、言われたことがあります(ちょっとハンサムトークでした)。

皆さんも、年に1度や2度 ベトナムのウーマンデー やバレンタイン、お誕生日、記念日など、心だけでは許してもらえない、モノをプレゼントする機会が多少なりともあると思います。会社付き合いと友人関係、特定の個人など、それぞれ対象は違うと思いますが、 ぜひ独りよがりにならないギフトを今一つよく考えて、楽しみながら企画してください 。ちなみに私は個人的なプレゼントでモノを上げることは無いです。「では、何を?」それはまたの機会に個人的に聞いてください。

著者紹介
平櫛開三 HIRAGUSHI KAIZO
1987年に株式会社AABを日本(大阪)に設立、その後、2006年にAAB VIETNAMを設立。

AAB VIETNAMはイベント関連事業全般を業務範囲とする。日本の公官庁や自治体、ベトナム進出の日系企業等の顧客を持ち、各種式典(竣工式などのオープニングセレモニー、周年記念など)やPRイベント(新商品発表会や日本の物産展、商談会や観光誘致プロモーションなど)、会議、展示会、各種パーティーからエンターテインメント(ベトナム人歌手のライブショー、ファッションショーなど)までを幅広く手掛け、ベトナムにおけるイベント専門会社の中でもトップクラスの規模を誇る存在に成長させた。

2018年より日本及び海外拠点(ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、フランス)の統括管理責任者として、グループのCEOに就任。ベトナムの日本人向け媒体に「イベントオヤジの独り言」を連載した。


◆連絡先

AAB VIETNAM

平櫛直通TEL:090-262-0066

hiragushi@aab.co.jp
イベントオヤジの独り言
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
4月のベトジョー記事10選:トランプ関税、石破首相訪越など (1日)

 4月は、ドナルド・トランプ米大統領が、世界各国からの輸入品に対し「相互関税」を課すと発表しました。180以上の国・地域に一律10%の関税を課した上で、国・地域ごとに異なる税率を上乗せし、ベトナムに対し...

4月のベトジョー記事アクセス数ランキング (1日)

 VIETJOベトナムニュースが4月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:200年の歴史を有する毒ヘビ養殖村、高収入も危険と隣り合わせ

4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに読みたい記事8選 (4/30)

 今から50年前の1975年4月30日、サイゴンの南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の正門に2台の戦車が突入し、サイゴンが陥落しました。これにより、長く続いたベトナム戦争が終結しました。 ...

1975年4月30日、統一会堂でベトコンの旗を振った兵士の記憶 (4/27)

 1975年4月30日、特殊部隊の兵士だったファム・ズイ・ドー上尉(男性・75歳)は、南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の2階に駆け上がり、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)の旗を何度も振っ...

ベトナム軍事歴史博物館、南部解放記念日に伴う5連休は入館無料 (4/30)

 ハノイ市ナムトゥーリエム区にあるベトナム軍事歴史博物館は、4月30日(南部解放記念日)と5月1日(メーデー)に伴う4月30日(水)から5月4日(日)までの5連休中の入館料を無料とすることを決めた。  今回の決定は...

世銀、ベトナムの25年GDP成長率予想を+5.8%に下方修正 (4/29)

 世界銀行(WB)は先般発表した最新レポートの中で、ベトナムの2025年における国内総生産(GDP)成長率予想を前回レポートの+6.8%から+5.8%へと▲1.0%pt下方修正した。理由として、世界的な貿易政策の不確実性や経...

ハイテク・GX・半導体分野の高付加価値化で日越協力フォーラム開催 (4/29)

 石破茂内閣総理大臣は28日午後、ファム・ミン・チン首相とともに、日越企業が会するハイテク・グリーントランスフォーメーション(GX)・半導体分野における高付加価値産業創出に向けた日越協力フォーラムに参加...

ラムドン省:国会民族評議会議長が党委書記に転任 (4/29)

 ベトナム共産党政治局は、国会民族評議会議長のイー・タイン・ハー・ニエ・クダム氏を、南中部高原地方ラムドン省共産党委員会書記(2020~2025年任期)に任命した。  同省で28日に開催された任命式には、政...

ホーチミン:ビンタン区にブックストリートが新たにオープン (4/29)

 「第4回ベトナム書籍・読書文化の日」開幕に合わせて25日、ホーチミン市ビンタン区にブックストリートが新たにオープンした。  ビンタン区ビンチドンB街区の高技術医療区内に設置され、広さ約2000m2に12の...

石破首相、クオン国家主席とマン国会議長と会談 (4/29)

 ベトナムを訪問している石破茂内閣総理大臣とルオン・クオン国家主席は現地時間28日午前11時20分から約45分間にわたり、国家主席府で会談を行った。その後、現地時間同日午後2時20分から約40分間にわたり、国会...

THグループ、ビンズオン省に新工場建設へ 投資総額334億円 (4/29)

 THミルク(TH Milk)などを展開する乳業大手THグループ(TH Group)は、東南部地方ビンズオン省の第3ソンタン工業団地内に牛乳・乳製品加工工場「THビンズオン(TH Binh Duong)」を建設する計画だ。  同工場は敷...

統計局、戸籍登録・統計に関する国家レポートを初公表 (4/29)

 財政省傘下の統計局は25日、「2021~2024年度の戸籍登録・統計に関する国家レポート」を発表した。同レポートが発表されるのは今回が初めて。  同レポートでは、出生・死亡・婚姻の登録データに加え、出生...

ホーチミン:南部解放記念日の4月30日は全路線バス無料運行 (4/29)

 ホーチミン市公共交通管理センターは、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)を記念して、南部解放記念日の4月30日(水)に、市内を走る路線バスと近隣省から同市までを結ぶ路線バスを無料運行...

寝室のエアコンからヘビ7匹発見、住民が恐怖の瞬間を語る (4/29)

 南中部沿岸地方クアンナム省タンビン郡在住の女性N・T・Hさん宅の寝室のエアコンがヘビの巣と化しているのが発見された。エアコンと壁の隙間から尻尾のようなものがニョロニョロと動いているのを見て、最初はネ...

ホーチミン:10区ショッピングモールで自殺相次ぐ、1か月半で3件 (4/29)

 ホーチミン市10区スーバンハイン(Su Van Hanh)通りにある「バンハインモール(Van Hanh Mall)」では、わずか1か月半の間に連続して投身自殺や自殺未遂が発生しており、ネット上で自殺の名所扱いされるようになっ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved