グエン・タン・ズン首相は6月29日、ベトナム電力グループ(EVN)に対し、生産や生活に必要な電力を最大限供給できる方策を探るよう求める文書を通達した。
EVNは、ナムコンソンガス田施設の改修のため天然ガス供給が一時停止する期間、昼間の電力消費量が多い時間帯に約1000メガワットの電力が不足するとの予測を発表していた。今回の首相の通達はこれに対するもの。
ガスの停止期間は、7月1~6日、8月29~9月16日、9月29~30日の3回が予定されている。ナムコンソンガス田施設を管理するBP社は、7月4~5日に行われる大学入学試験への影響に配慮して、7月の改修期間を6~11日にずらしたとEVNに通知した。