農業農村開発省はこのほどグエン・タン・ズン首相に対し、乳製品に対する輸入税率の引き上げを提案した。それによると、濃縮していないまたは砂糖その他の甘味料を加えていないミルクとクリームの輸入税率を現行の5%から18%に、濃縮したまたは砂糖その他の甘味料を加えたミルクとクリームの輸入税率を現行の3~7%から10~34%に引き上げるよう提案している。
同省家畜飼育局はこの税率引き上げについて、乳製品へのメラミン混入騒動の影響を受けて衰退傾向にある国内乳牛飼育業の発展を促すためのもので、世界貿易機関(WTO)加盟公約にも抵触しないと説明している。