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- 情報通信相がサムスン代表者と会談
- 5G通信ネットワーク開発支援を要請
- サムスンはハノイでR&Dセンター展開中
グエン・マイン・フン情報通信相は4日、韓国サムスングループ傘下で第5世代移動通信システム(5G)製品・ソリューションを提供するサムスン・ネットワーク(Samsung Network)のキム・ウジュン社長と会談した。会談には、サムスン・ベトナム(Samsung Vietnam)のチェ・ジュホ社長も同席した。
フン情報通信相はこの席で、「ベトナムは5G周波数の競売実施を成功させた。この結果を踏まえ、通信事業各社は今後、5G通信ネットワークへの投資に注力していくだろう」と述べ、ベトナム通信事業者の5G通信ネットワークの開発・運営を支援し、ノウハウの共有などで協力して欲しいとの希望を語った。
一方のキム社長は、世界各国に供給されているサムスン・ネットワーク製品の約8割がベトナムで製造されたものと報告し、同社としてもベトナムの通信事業者と協力していく意向を表明した。
なお、サムスンはハノイ市で大規模な研究開発(R&D)センターを展開中。同センターは2400人のエンジニアを擁し、スマートフォンやノートパソコン、ネットワークのほか、人工知能(AI)やビッグデータなどの新技術開発に焦点を当てている。
双方はこのほか、ベトナムへの半導体企業誘致に向けた取り組みについても話し合った。キム社長は、半導体工場では大量の電力を消費するため、投資誘致の一環として半導体企業に電力費の優遇措置を適用することを提案した。