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2025/05/08 13:59 JST配信
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- FPT、地場ナビソフトに出資
- 金融・証券業界のDX加速目指す
- 国際市場への展開も視野
ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、証券・金融・銀行分野で約20年の実績を持つ地場IT企業であるナムベト・ソフトウェア・サービシズ・アンド・ソリューションズ(ナビソフト＝Navisoft)への出資を発表した。
今回の出資により、FPTは金融・証券業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)のさらなる加速を目指す。
FPTによると、両社の技術力とソリューションエコシステムを融合することで、証券や金融・銀行業界が抱える課題の解決に取り組むとともに、国際市場への展開も視野に入れている。
近年、ベトナムの証券市場は成長を続けており、新興市場への格上げを見据え、ITインフラやコアシステム、セキュリティ、運用体制の高度化が急務となっている。
FPT傘下のFPT情報システム(FPT IS)のチャン・ダン・ホア会長は、「今回の提携は、伝統的な証券取引所から新たな取引所に至るまで、次世代のプラットフォームの開発と運用を加速させる戦略的な一歩だ。持続可能で透明性の高い金融市場の実現に貢献するだろう」と述べた。
両社は過去にも連携の実績があり、2021年にはホーチミン証券取引所(HSX)の注文集中障害に対応する「100日プロジェクト」で協力した。その際、3か月で新たな取引システムを構築・導入し、安定した市場運営を支えた。
なお、HSXは5日、韓国取引所(KRX)が開発した新たな売買システムの運用を正式に開始した。
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