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- ダウキウム・イノベーションに全株式売却
- 7月にアップランサーの株式譲渡契約締結
- 持ち分引き上げも目立った成果出せず
韓国の求人サイト「サラミン(saramin)」の運営を手掛けるサラミンHR(Saramin HR)が、ベトナムで求人サイトを運営するアップランサー(Applancer)の全株式を、金融・IT事業を手掛けるダウキウムグループ(Daou Kiwoom Group)傘下の企業ダウキウム・イノベーション(DaouKiwoom Innovation)に売却したことが明らかになった。
サラミンHRとダウキウム・イノベーションは7月18日付けで、アップランサーの株式譲渡契約を締結した。
ダウキウム・イノベーションは、ダウキウムグループ傘下の企業で、東南アジア事業を統括しており、大株主のダウ技術(Daou Tech)が86.67%、サラミンHRが13.33%を保有する。なお、ダウ技術はサラミンHRの32.59%を保有している。
これに先立つ2020年2月、サラミンHRは、約41億ウォン(約4億4000万円)を投資し、アップランサーの株式72.9%を取得した。これにより、韓国の求人サイトの運営モデルをベトナムでも拡大する計画だった。
さらにサラミンHRは2023年10月、約22億ウォン(約2億3500万円)の有償増資を行い、アップランサーの96%を確保。2025年1月には7400万ウォン(約790万円)を追加投資し、持ち分を100%とした。
しかし、この間に目立った成果を出せず、アップランサーの売上高は2022年の9億ウォン(約9600万円)から、2024年には5億ウォン(約5300万円)へと減少を続けていた。
2025年1〜6月期における、アップランサーの当期純損失は9億2000万ウォン(約9800万円)で、サラミンHRがダウキウム・イノベーションにアップランサーを売却した金額は6億VND(約350万円)程度となる。
>> 韓国求人サイト運営サラミンHR、ベトナムの同業を買収へ (2020/02/20)