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ベトナム産ティラピアが日本で初めて寿司・刺身向け食材として採用され、一般向け市場から高級水産物市場への進出を果たした。
ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)によると、2026年1~6月の日本向けティラピア輸出額は前年同期比+54%増の約140万USD(約2億3000万円)となり、好調に推移している。
厳格な品質基準をクリアし高級品へ
日本で寿司や刺身として提供されるためには、養殖環境から水質、飼料、加工、冷凍、寄生虫管理、トレーサビリティに至るまで、極めて厳しい基準を満たさなければならない。
駐日ベトナム大使館の農業環境参事官を務めるブー・クオン氏は、日本の高級水産物市場に参入できたことは、ベトナム企業の生産・品質管理能力が国際基準を満たすレベルに向上したことを証明するものだと評価した。
日本向け輸出品目では現在、冷凍フィレが全体の67%を占め、主力となっているが、今後は小分けパックや味付け商品など、より付加価値の高い加工品の需要拡大も期待されている。
世界市場での展開と今後の展望
2026年1~6月のベトナムのティラピア輸出額は前年同期比+67%増の6900万USD(約113億円)に上った。最大の輸出先はブラジルで、米国がこれに続く。日本は輸出規模では上位市場ではないものの、高品質化を進めるうえで基準となる重要な市場と位置付けられている。
今回、寿司・刺身向けとして日本への輸出を初めて実現したのは、南部メコンデルタ地方カントー市の水産加工会社ベトナム・クリーン・シーフード(Vietnam Clean Seafood)だ。同社は約6か月間にわたり養殖・加工プロセスへの投資を続けてきた。同社は日本での高い評価を背景に、今後は米国やカナダなどへの展開も計画している。
・ ベトナム産ティラピア、寿司・刺身用として日本へ初輸出 (2026/07/06)

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