![]() (C) Prenn / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 |
自動料金徴収(ETC)サービス「e-TAG」を展開する自動車・バイク小売大手タスコ[HUT](Tasco)傘下のVETC社(Vietnam Electronic Toll Collection)と、ETCサービス「ePass」を展開する国防省の主力企業である携帯通信大手の軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)傘下のVDTC社が、「口座管理サービス」の月額手数料の徴収を停止した。利用者からの強い反発や、商工省傘下国家競争委員会(Vietnam Competition Commission=VCC)が問題の検討・対応に乗り出したことを受けたもので、両社はサービスの見直しや顧客の意見聴取を行う。
手数料導入に対する強い反発
これに先立ちVETCとVDTCは、8月1日付で「口座管理サービス」の月額手数料を適用すると発表していた。
VDTCが提供する「ePass」(ベトテル傘下の決済アプリ「ベトテルマネー(Viettel Money)」と連携)の手数料は、個人が月額6600VND(約40円)、法人が月額6万6000VND(約400円)だったが、利用者からは追加負担の必要性や金額、支払い方法の選択肢をめぐって不満が噴出した。
これに対し、VETCは20日朝、手数料の適用の一時停止を発表し、計画の策定・周知が不十分だったとして謝罪した。これに続き、同日、ベトテルマネーも「ePass」の交通口座と連携する利用者を対象とした手数料の徴収停止を発表した。
なお、VETCは、実際にはまだ手数料を徴収していないと説明している。VETCは、政令第119号/2024/ND-CPでは交通口座を非現金決済手段に接続することが定められており、今回の手数料は交通口座の管理費や道路通行料金ではなく、接続する決済手段の一つである「VETCウォレット」の運用にかかるものだと説明している。
過去にも消費者権利保護違反で罰金
VCCは、VETCとVDTCの手数料問題について検討・対応を進めており、結果が出れば公表する方針を示している。なお、両社は2026年4月にも、消費者権利保護法違反でそれぞれ罰金処分を受けていた。VETCは定型契約や取引条件に禁止される条項を設けたことなどで4億3500万VND(約260万円)、VDTCは継続的サービス契約を書面で締結しなかったことなどで2億8000万VND(約170万円)の罰金を科されており、今回の問題で再びコンプライアンス体制が問われている。
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