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- 15歳からエンジン付きバイクの運転可能に
- 通勤・通学に便宜を図る必要性
- 新たな運転免許証「AM級」の発行を提案
交通運輸省傘下の車両登録検査局のグエン・トー・アン副局長は、道路交通秩序安全法草案について、エンジン・モーター付きバイクの運転が可能となる年齢を現行の16歳から15歳に引き下げることを提案した。
ここでの「エンジン・モーター付きバイク」は、排気量50cc未満のエンジン付きのガソリンバイク、出力4KW未満のモーター付きの電動バイクと定義される。
提案の理由として、◇15歳であればエンジン・モーター付きバイクを運転する十分な体力があること、◇通勤・通学に便宜を図る必要があること、などが挙げられる。
国内では毎年、15歳に達した40万人が職業訓練を受けたり労働に従事したりするようになるほか、同じく100万人が高校に進学する。特に通勤・通学の距離が長い農村部や山岳地帯では、エンジン・モーター付きバイクの運転の需要が大きい。
アン副局長はこうした実情に合わせて、エンジン・モーター付きバイクの運転免許証「AM級」の発行を提案した。
なお、今国会で審議される道路交通秩序安全法草案では、現行法と同様に満16歳の者は免許なしでエンジン・モーター付きバイクを運転することができ、18歳からは「A1」、「A」、「B1」、「B」、「C1」などの区分ごとの運転免許証を取得できるとしている。