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- フィンテックに関するサンドボックス規定
- P2Pや信用スコアリングの試行許可
- 試行期間は最長2年、延長の可能性も
政府は4月29日、フィンテック(ITを活用した金融サービス)に関するテスト環境(サンドボックス)を規定する政令第94号/2025/ND-CPを公布した。同政令は7月1日に施行される。
試行事業に参加できるのは、ベトナム国家銀行(中央銀行)が参加を許可したフィンテック企業、信用機関・海外銀行支店となる。
以下の3種類のサービスについて、試行が認められる。
◇信用スコアリング
◇オープンAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を通じたデータ共有
◇ITを活用して貸主と借主をつなぎ、消費者ローンを仲介するP2P(Peer to Peer=ピア・トゥ・ピア)融資サービス
ただし、信用機関・海外銀行支店はP2P融資サービスに参加できない。
試行期間は最長2年とするが、延長の可能性もある。なお、試行への参加が認められたとしても、将来的に本格的に事業を実施する際の許可は保証されない。