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- 南部解放50周年を記念するプロジェクト
- 1区とトゥードゥック市をつなぐ歩道橋
- 景観デザインはニッパヤシの葉をイメージ
建設コンサルタントの株式会社長大(東京都中央区)と長大基礎地盤ベトナム(Chodai & Kiso-Jiban Vietnam、ハノイ市)、丹羽隆志アーキテクツ(Takashi Niwa Architects、ハノイ市)のコンサルタント共同企業体(JV)はこのほど、ホーチミン市を流れるサイゴン川に架かる歩道橋の建設計画の事業化調査を、同計画の民間資金スポンサーである地場乳業メーカー大手ヌティフード(NutiFood)から受注した。
コンサルタントJVは、ヌティフードと連携し、「プロジェクト提案書作成」、「各段階の調査業務作成」、「建設や設計課題の検討及び基本設計を含む実現可能性調査報告書の作成」を実施する。
同歩道橋は、ベトナムの南部解放50周年を記念するプロジェクトの1つで、50回目の南部解放記念日にあたる2025年4月30日に起工式を行う予定。
サイゴン川に架かるバーソン橋とサイゴン川トンネルの間に建設される同歩道橋は、1区にあるバクダン船着場公園エリアとホーチミン市直轄トゥードゥック市トゥーティエム新都市区の中央広場南側をつなぎ、都市景観の演出と歩行者動線の機能を提供するほか、地域の賑わいの創出が期待される。
また、「ニッパヤシの葉」をイメージした景観デザインは、2023年10月に発表されたコンペで長大を含むチームが優秀賞を受賞し、ホーチミン市人民委員会の承認も受けた。
なお、主橋は鋼3径間アーチ橋で、全長は計608.7m(主橋261.7m、アプローチ部347m)。幅員は主橋部が9~11m、アプローチ部が6.5mとなる。