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- VKUキャンパス内に「VJITスペース」開設
- 学生を即戦力のグローバルDX人材に育成
- 他大学への展開や模範モデルの確立に期待
南中部沿岸地方ダナン市のダナン大学傘下の越韓情報通信技術大学(VKU)は5月28日、ITエンジニアに特化した教育サービスを展開するNiXエデュケーション(NiX Education、ハノイ市)と共同で、日越産学連携スペース「VJITスペース(Vietnam - Japan Innovation & Technology Space)」をVKUキャンパス内に開設した。
開所式には、在ダナン日本国総領事館の森健朗総領事、北九州市代表団、国際交流基金、日系企業関係者らが出席した。
これは、日本語とITスキルを同時に学びながら、日系企業と連携した「内定直結型インターンシップ」に取り組むための実践的な教育拠点となり、学生はリモートまたは対面で実務経験を積み、即戦力のグローバルデジタルトランスフォーメーション(DX)人材として育成される。
VKUとNiXは、2022年より「日越バイリンガルITプログラム」の共同運営を開始し、現在は約150人が在籍している。2026年卒業予定の第1期生30人のうち16人が、すでに日系企業で内定を視野に入れたインターンに従事しており、高い日本語力や専門性が評価されている。
この教育モデルは、日越間の産学官連携によるグローバルDX人材育成の好例として注目され、今後は他大学への展開や、模範モデルとしての確立が期待されている。