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- スリランカ大統領が2度目のベトナム訪問
- 越・スリランカの外交関係樹立55周年で
- 滞在中に国連ウェーサクの日祝祭に出席
ルオン・クオン国家主席はハノイ市の国家主席府で5日、ベトナムを公式訪問中のスリランカのアヌラ・クマーラ・ディサナヤケ(Anura Kumara Dissanayaka)大統領と会談した。
今回の公式訪問は、ベトナム南部解放・国家統一50周年、両国の外交関係樹立55周年(1970~2025年)、国連ウェーサクの日祝祭(国連認定の仏教祭典)に合わせ、ベトナム側の招きにより実現したもの。
歓迎式典では、両首脳がベトナム人民軍の儀仗隊を閲兵し、両国国歌が演奏された。式典後、会談に臨んだ双方は、長年にわたる友好関係に基づき、政治・経済・文化・人的交流などの分野における包括的な協力を一層強化することで一致した。
ディサナヤケ大統領はこの席で、ベトナムの経済発展、制度改革、汚職対策などの成果に深い感銘を受けたと述べ、自国のガバナンス向上に向けて、その経験から学びたいとの意向を示した。また、スリランカの戦略的重要分野において、ベトナム企業の投資を歓迎するとし、便宜を図ることを約束した。
会談の末、両首脳の立ち合いのもと、貿易促進、機械製造、税関分野での支援と協力に関する協力文書が締結された。
ディサナヤケ大統領は、4日から6日の日程でベトナムを訪問しており、この間に国連ウェーサクの日祝祭に出席してスピーチを行う予定。両国が1970年に外交関係を樹立して以来、スリランカ大統領のベトナム訪問は今回が2回目で、ベトナム開催の国連ウェーサクの日祝祭にスリランカ国家元首が出席するのは初めて。
これに先立ち、4日にはベトナムのトー・ラム書記長がディサナヤケ大統領と会見した。双方は、両国の信頼関係と連携を一層強化し、ハイレベルを含む各レベルでの代表団の往来を促進することで一致。また、国防・安全保障分野の協力を新たな柱とし、経済・貿易・投資分野での連携を深化させることで、急速に変化する国際情勢への効果的な対応を目指す方針を確認した。