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- ハンファエアロスペースがKOTRA通じ輸出
- K-9の東南アジア輸出は今回が初めて
- 韓国の地対空ミサイル「天弓II」にも関心
韓国ハンファグループ(Hanwha Group)で、航空エンジン部品を製造するハンファエアロスペース(Hanwha Aerospace)はこのほど、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)を通じて「K9自走砲」20門をベトナムに輸出した。
同社はKOTRAと「K9自走砲」の納品契約を締結していたことを明らかにした。K-9が東南アジアに輸出されるのは今回が初めて。
輸出額は、整備・修理・分解点検(MRO)契約を除いて2億5000万USD(約370億円)となる。予想より約500億ウォン(約53億4000万円)少ないが、次回の契約も見込んだ金額設定とみられる。
「K9自走砲」の輸出は、2022年に韓国とベトナムの外交関係樹立30周年を記念して両国関係が「包括的・戦略的パートナーシップ」へと格上げされたことを機に進められた。
その後、ファン・バン・ザン国防相が訪韓して「K9自走砲」の視察を行ったほか、2024年11月には「K9自走砲」の操作に関する韓国陸軍の教育にベトナム軍人も参加していた。
ベトナムは、韓国の地対空ミサイル「天弓(チョングン)II」にも関心を寄せている。14日には、ベトナム軍の関係者が「天弓II」を製造する防衛企業LIGネックスワン(LIG Nex1)を訪問する予定だ。