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- 9月末にランソン省の党委書記に再任
- 地元出身者を任命しない方針で他省転任
- 少数民族タイー族出身の57歳
政治局の決定を受け、東北部地方ランソン省共産党委員会のホアン・バン・ギエム書記(2025~2030年任期)が15日より、西北部地方ソンラ省共産党委員会の書記(2025~2030年任期)に転任することになった。
ギエム氏は9月末に、ランソン省共産党委員会書記に再任したばかりだった。同氏は少数民族タイー(Tay)族で、1968年生まれの57歳。ランソン省出身で、政治経済学士、商学士、経済学修士の学歴を有する。
同氏は、ランソン省貿易観光局観光管理部長、同省ザービン郡人民委員会副主席、貿易観光副局長、同省文化スポーツ観光局長、同省共産党委員会事務局長、同省傘下の機関組織横断共産党委員会書記、同省ロックビン郡共産党委員会書記、同省共産党委員会筆頭副書記を歴任し、2024年12月に同省共産党委員会書記に就任した。
今回の転任の背景には、汚職・違反防止対策の一環として、政治局が各レベルの共産党委員会書記に地元出身者を任命しない方針を固めたことがある。これに先立ち、トー・ラム書記長は、近年違反が発生した地方の多くでは、書記が地元出身者であることが違反の主な要因になっていたと指摘した。
共産党委員会の幹部に地元出身者を任命しないという方針は、すでに共産党委員会書記、警察署長、裁判所長官、検察院検事総長に適用されており、今後は人民委員会主席などのポストにも適用を拡大していく予定だ。