![]() (C) tuoitre ![]() |
- 9月末にソンラ省党委書記に再任
- ソンラ省出身の少数民族タイ族
- 党委幹部に地元出身者を任命しない方針
政治局の決定を受け、西北部地方ソンラ省共産党委員会のホアン・クオック・カイン書記(2025~2030年任期)が15日より、東北部地方ランソン省共産党委員会の書記(2025~2030年任期)に転任した。
カイン氏は9月末に、ソンラ省共産党委員会書記に再任したばかりだった。同氏は少数民族のタイ(Thai)族で、1969年生まれの56歳。ソンラ省出身で、法学士号、経済学博士号を有する。
経歴について、ソンラ省計画投資局長、同省共産党委員会国民運動委員長、同省共産党委員会監査副委員長、同省人民委員会主席を歴任し、2024年に同省共産党委員会書記(2020~2025年任期)に就任した。
今回の転任の背景には、汚職・違反防止対策の一環として、政治局が各レベルの共産党委員会書記に地元出身者を任命しない方針を固めたことがある。これに先立ち、トー・ラム書記長は、近年違反が発生した地方の多くでは、書記が地元出身者であることが違反の主な要因になっていたと指摘した。
共産党委員会の幹部に地元出身者を任命しないという方針は、すでに共産党委員会書記、警察署長、裁判所長官、検察院検事総長に適用されており、今後は人民委員会主席などのポストにも適用を拡大していく予定だ。
>> ランソン省党委書記ギエム氏がソンラ省党委書記に転任 (2025/10/14)
>> 5省・市の25~30年任期党委書記が決定、クアンニン省は早稲田OB (2025/09/30)