10月31日午後3時40分ごろ、ホーチミン市1区ベンゲ地区のビル工事現場近くの歩道が突然、深さ約2メートル、面積約30平米にわたって陥没、これとほぼ同時にグエンシエウ通り5番地の6階建て集合住宅が振動とともに傾斜した。同住宅には24世帯、住民約100人が居住しているが、倒壊の危険があるとして地元人民委員会は住民らに避難命令を出した。
集合住宅の隣接地ではサイゴンレジデンスビルの地下工事が行なわれており、これが住宅傾斜の原因と見られている。ビル工事が開始されてから集合住宅の壁にひびが入るなどの被害が出ており、住民らの苦情を受けて地元当局がビル工事の停止を指示していた。