20日、北部クアンニン省出身者が大半を占める約70人の労働者が同省カムファー火力発電所への就職あっせん詐欺の被害に遭っていたことが発覚した。
被害者らによると、今年初めに複数の就職あっせん業者から1人当たり3000万~5000万ドン(約16万~26万7000円)の仲介手数料の納付とハノイにある人材育成会社での研修コース受講を条件に、同発電所への就職あっせんをもちかけられたという。各仲介業者は、人材育成会社ベトキテ(Vietkite)はカムファー火力発電所の提携先で、同発電所で働くためには同社の受講修了証が必要だと説明していた。ところが約70人の人々が実際にベトキテ社を訪れたところ、ベトキテ社側から同社は人材育成機関に過ぎず受講生は学費を支払って自分で仕事を見つけなければならないとの説明があり、今回の就職あっせん話はでたらめであることが分かった。
また、カムファー火力発電所もあっせん業者を通じた人の採用は行っておらず、現在新規採用の予定はないとしている。