ホーチミン市の1区と2区を結ぶトゥーティエムトンネル建設案件で、水中に沈める箱型構造物(函体)に見つかった亀裂の修繕が先ごろ終了し、建設物国家検収評議会、ホーチミン市人民委員会、同市東西大通りプロジェクト管理委員会による検査が行われた。
検収評議会は21日、検査の結果、すべての亀裂の修繕箇所で品質が確保されていることを確認したと発表した。これにより、函体の建設段階は終了したことになる。この案件の投資主体である東西大通りプロジェクト管理委員会は3月から函体をサイゴン川に移送する作業を開始する予定。
同管理委員会によると、トンネルの建設は2011年11月までに完了する予定。このトンネル工事は、地上で建設した函体を水中に沈める沈埋工法で行われている。