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2006年に多くの地方の高校卒業試験でカンニングが横行していることが発覚し、翌年から厳しい対策が取られるようになった。一時的に大きく落ち込んだ合格率は、その後の5年間で30%も回復したが、カンニングが一掃されたかは疑問だ。8日付VNエクスプレスが報じた。
2007年の全国平均合格率は、前年の94%から66%へと激減した。40万人以上の生徒が再試験を受けて最終的な合格率は80%に達したが、23万人以上が落第した。翌年から合格率は75%、84%、93%と上昇し、2011年には96%に達した。
2011年11月に開かれた国会の質疑応答で、高校卒業試験の異常とも言えるほどの高い合格率について質問を受けたファム・ブー・ルアン教育訓練相は、教育の質が向上した結果だと胸を張った。
しかし先頃、東北部バクザン省の私立高校での卒業試験でカンニングし放題の様子を撮影した動画がネット上にアップされ、関係者が処分を受ける事態となっている。
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