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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のベトナム国内1498人目の感染者となったD・T・Nさん(男性・22歳、東北部地方クアンニン省ハロン市ハーカイン街区=phuong Ha Khanh, TP. Quang Ninh在住)が、2回目の検査結果が出る前に隔離施設を出所していたことが分かった。医療センターの手違いが原因とされている。
米国に留学していたNさんは12月21日、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のVN 415便(座席番号:28K)でハノイ市ノイバイ国際空港に到着し、同市チュオンミー郡(huyen Chuong My)にあるベトナム人民軍の集中隔離施設で隔離措置を受けていた。
12月22日に行われた1回目の検査では陰性判定。その後、年明けの1月2日に2回目の検査が行われ、4日に陽性判定が出た。入国時と検査時の健康状態が良好で、発熱や呼吸不全、胸の圧迫感などの症状もなかった。
2回目の検査結果が出たのは4日午後のことだったが、Nさんはこの検査結果が出る前の同日午前、チュオンミー医療センターの許可のもとで、集中隔離施設を出所した。
今回のトラブルを受け、同市保健局は、Nさんの出所を認める書類に署名したチュオンミー医療センターのタ・バン・ティエン所長に10日間の職務停止処分を科した。
規定では、隔離期間が14日間を越えても、検査で2回続けて陰性判定が出なければ、出所は認められないことになっている。市は関連機関に対し、隔離規定に関するワークフローを厳守するよう求めている。
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