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7日午後5時ごろ、ホーチミン市11区1街区の路地裏にある民家で火災が発生し、住民ら8人が死亡した。
火災現場は表通りのラックロンクアン(Lac Long Quan)通りから約300m奥まった幅2mほどの狭い路地裏にあるN・T・L・Tさん(女性・44歳)宅で、3階建て、敷地面積は約125m2。Tさん一家は自宅でロウソクを無許可で製造していた。
火災が発生したのは夕方で、気づいた隣人がすぐに消火を試みたが、爆発と共に火の手が瞬く間に広がった。通報を受けて現場に駆け付けた消防隊は消防車10台を動員したが、現場が狭い路地裏だったことから消火活動は難航し、午後7時になってようやく鎮火した。
焼け跡の1階で3人、2階のトイレで4人、階段で1人の遺体が発見され、8人中4人は9~15歳だった。死亡した8人は、家主のTさんとその家族、また火災発生前にこの家を訪れていた親族と家庭教師だった。
今回の事故を受け、ファム・ミン・チン首相は同日夜、公安省とホーチミン市人民委員会に対し、原因究明を促すとともに、消防基準を満たしていない製造施設について早急に営業停止処分とし、違反の度合いによって刑事事件として立件するよう指導した。