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ホーチミン市交通管理局はこのほど、同市内のトゥードゥック市で計画されている「安全学校プロジェクト」について、道路交通インフラ管理センターに試験運用の実施を委任した。同プロジェクトは、学校周辺の交通安全対策を強化し、登下校時の交通事故リスク削減を目指すもの。
同センターは、プロジェクトのモデル校として、トゥードゥック市のグエンミンクアン小学校(Truong tieu hoc Nguyen Minh Quang)を選択。同校があるホアンフーナム通り(duong Hoang Huu Nam)は、幅員が狭いにもかかわらず、トラックなどの交通量が多く事故が多発している。
小学校の門の前は、送り迎えの父兄がバイクや車を止めて混雑するほか、生徒が交通量の多い道路を横切るため、非常に危険だ。
同プロジェクトでは、学校周辺の交通安全を確保するのが目的。正門前の道路には、遠目にも目立つ紅白の横断歩道を設置。周辺にも歩行者注意や減速などの標識を設置して交通参加者への注意喚起を図る。また、校門前はバイクの駐輪を禁止し、道路脇に専用の駐輪スペースを設ける。
同市交通管理局と教育訓練局は、モデル校での試験運用を通して効果を確認した後、今後の展開について検討する方針。