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- ベトナム首相が臓器提供ドナー登録
- 5月19日を「ドナー登録促進デー」に
- ベトナムは年間臓器移植件数が域内最多
ファム・ミン・チン首相はハノイ市のベトドク(越独)友好病院で19日、臓器提供ドナー登録を呼びかけるイベントに参加した。同イベントは、保健省、ベトナム中央赤十字社、ベトナムヒト組織・臓器提供運動協会によって開催された。
イベントに出席したチン首相はこの席で、死後・脳死後の組織・臓器の提供に関するドナー登録を行い、国民にも登録を呼びかけた。さらに首相は、故ホー・チ・ミン初代国家主席の誕生日である5月19日を「ドナー登録促進デー」に制定することを提案した。
なお、ベトナム全国には26か所の臓器移植センターがある。過去2年間で毎年1000件以上の臓器移植が行われており、ベトナムは年間の臓器移植件数で東南アジアトップに立っている。
ベトナムにおける組織・臓器の提供は主に生体ドナーからのもので、全体の94%を占めている。死者・脳死ドナーからの提供は依然としてその数が非常に限られており、増加傾向にある移植ニーズに応えることができていないのが現状だ。
死後・脳死後の組織・臓器提供ドナー登録数は8万6000人程度に留まっている。これに対し、臓器移植を希望して待機している人は常に数万人もおり、移植手術が受けられずに毎日数十人が命を落としている。