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ハノイ市ゴックハー街区(旧バーディン区)ホアンホアタム(Hoang Hoa Tham)通り456番地の路地裏で、毎週日曜日の午前8時30分から午後3時まで、市内で唯一の「宝石市」が開かれている。
ここには原石から精巧な加工品まで多種多様な商品が集まり、プロのバイヤーだけでなく、海外からの観光客も訪れる。
ある日曜日の朝、多くの露天商が商品を詰め込んだスーツケースを引きながら、ホアンホアタム通りの小さな坂を下っていく。広さ500m2の敷地には、各地から集められた宝石を販売する数十もの露店が並ぶ。
西北部地方ラオカイ省ルックイエン村(旧イエンバイ省ルックイエン郡)の宝石市場が35年以上の歴史を有するのに対し、ハノイ市の宝石市は2007年に始まった。以前は土曜日の午前に開かれていたが、2015年からは日曜日に変更されている。
当初、この宝石市は、ハノイ市内や地方から集まる宝石商が交流し、取引するための場所だった。しかし後に、国内外の観光客が宝石について知り、買い物をするための人気スポットとなっていった。
ハノイ市ザンボー街区(旧バーディン区)ゴックカイン(Ngoc Khanh)通りで宝石店を営むディン・タイン・ヒエンさん(女性・37歳)は、12年間にわたりこの宝石市に通っている。
当初、ヒエンさんは、旧イエンバイ省や北中部地方ゲアン省、北中部地方タインホア省から加工用の質の高い原石を仕入れる目的でここを訪れていた。しかし、宝石市に観光客が増えるにつれて、ヒエンさんは玉(ぎょく)や宝石の加工品を持ち込んで販売するようになった。ヒエンさんが取り扱う商品の中には、価格が数億VND(1億VND=約61万円)に達するものも少なくない。

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