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- 一生残るタトゥーで臓器提供の意思表示
- SNSで投稿者の人道的行為に称賛の声
- チョーライ病院は6万人から臓器提供受付
あるタトゥーアーティストが最近、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿した画像が大きな話題となっている。タトゥーには、ベトナム語の文章で「私は臓器提供者(ドナー)です。チョーライ病院に送ってください」と刻まれている。
投稿をシェアしたファンページは、「これは単なるタトゥーではなく、肌に永久に刻まれた人生の願いだ」と紹介した。他者を救いたいという希望を持っていても、誰もが臓器提供の意思表示カードに署名する勇気があるわけではない。一生消えないタトゥーで臓器提供の意思表示をした写真の人物は、その勇気の持ち主と言える。
臓器提供の意思表示をタトゥーで行うことは、ベトナムでは一般的ではないが、ドイツには、臓器提供の意思表示をタトゥーで行う「#Optink」というキャンペーンがある。
ホーチミン市チョーライ病院のズー・ティ・ゴック・トゥー医師は、「死後に他者の命を救うため、自分の臓器を提供するのは意義深いこと。臓器提供を受けた患者は、学業や仕事に復帰することができる。臓器移植後の治療費は、移植前の3分の1~5分の1程度に抑えられる。ドナーが増えれば、より多くの命を救えるだけでなく、違法な臓器売買を防ぎ、社会秩序を維持することにも貢献する」と語った。
なお、チョーライ病院では、これまでに全国の約5万9000人のドナーから臓器・組織の提供登録を受け付けている。