ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

コロナ禍の特別便巡る汚職事件、裁判開始 前外務次官ら18人は死刑の可能性も

2023/07/12 17:38 JST配信 (2023/07/28 17:28 JST最終更新)
(C) kinhtedothi
(C) kinhtedothi

 ハノイ市人民裁判所で11日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件の裁判が始まった。裁判は土日を含む30日間にわたり行われる予定。

 被告54人は、◇贈賄、◇収賄、◇贈収賄仲介、◇公務執行上の職権乱用、◇詐欺・資産横領の5つの罪に問われている。

 収賄罪に問われている被告21人のうち、前外務次官のトー・アイン・ズン被告(男)、前領事局長のグエン・ティ・フオン・ラン被告(女)、南中部沿岸地方クアンナム省人民委員会元副主席のチャン・バン・タン被告(男)ら18人は、刑事法第354条4項により起訴され、最大の量刑は死刑となる。

 逮捕前は観光関連会社の役員やフリーランサーなどだった23人は贈賄罪に問われ、政府機関や観光関連会社などに勤めていた4人は贈収賄仲介罪に問われている。ほかの被告らは詐欺・資産横領罪、贈賄罪などに問われている。

 特別便は、新型コロナ禍の影響で帰国するベトナム人のために国が特別に手配するものだが、関係者らは複数の公的機関の幹部らと結託し、不正利益を得ていた。この特別便に搭乗するには、通常より高額な運賃を支払うほか、煩雑な手続きが必要だった。

 2020年年初から2021年半ばにかけて1000便以上が手配され、62か国・地域から20万人以上のベトナム人らが帰国した。

 検察側は、「国家の品格に傷をつけた非常に深刻な事件で、国民を不安に陥れ、反体制的な勢力が便乗して国の政策を歪曲することにもつながった」と述べた。なお、観光関連会社の役員やフリーランサーなどだった23人は合わせて2260億VND(約13億2000万円)の賄賂を渡したことが確認されている。

【関連記事】

コロナ禍の特別便巡る汚職事件の控訴審、収賄額上位3人に終身刑 (2023/12/28)
コロナ禍の特別便乗客、高額運賃の返金困難で泣き寝入り (2023/08/01)
コロナ禍の特別便巡る汚職事件、4人に終身刑 前外務次官は禁固16年 (2023/07/28)
コロナ禍の特別便巡る汚職事件、ナム前駐日大使に禁固4~5年求刑 (2023/07/20)
コロナ禍の特別便巡る汚職事件、前駐日ベトナム大使に解雇処分 (2023/06/12)
コロナ禍の特別便巡る汚職事件、収賄額上位10人の顔触れは? (2023/04/21)
コロナ禍の特別便巡る汚職、捜査完了 前外務次官は1.2億円の賄賂受領 (2023/04/05)
コロナ禍の特別便巡る汚職、旅行会社などのトップ7人起訴 容疑者50人以上に (2023/03/17)

[Phap Luat & Xa Hoi 07:06 11/07/2023, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
ダナン初の都市鉄道、27年2月着工へ 32年に運行開始 (6:18)

 南中部地方ダナン市人民委員会のグエン・マイン・フン主席と地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)のチャン・バー・ズオン会長は20日、ダナン国際空港と旧クアンナム...

ベトナム生命保険市場、年平均+5.9%成長で30年に72億USD規模へ (6:04)

 英国・ロンドンに本拠を置くデータ分析およびコンサルティング会社のグローバル・データ(GlobalData)が発表した最新のレポートによると、ベトナムの生命保険業界の保険料収入は、2026年の60億USD(約9500億円)か...

ハノイとホーチミンのメトロ30路線整備、約4.5兆円が必要 (5:31)

 チャン・ホン・ミン建設相は20日午後の国会で、ハノイ市とホーチミン市における都市鉄道(メトロ)30路線、総延長約2224kmの建設には、約743兆9070億VND(約4兆5000億円)の資金が必要になると明らかにした。 高...

ごみ拾いの少年がベトナム初のドローン開発者に、米国警察も採用 (19日)

 ドローン製造会社のリアルタイム・ロボティクス(Realtime Robotics)の創設者であるルオン・ベト・クオックさん(男性)は、ホーチミン市のニエウロック・ティゲー運河沿いで、貧しく苦労の多い幼少期を過ごした。...

人民アーティストのレ・カイン氏、日越文化交流で在外公館長表彰 (5:12)

 伊藤直樹駐ベトナム日本国特命全権大使は4月6日、演劇・音楽分野における日本とベトナムの文化交流促進への多大なる貢献と卓越した功績を称え、人民アーディストのレ・カイン(Le Khanh)氏に対して在外公館長表...

インドのアカサ・エア、初のベトナム路線を9月4日就航 (4:23)

 インドの航空会社であるアカサ・エア(Akasa Air)は9月4日、インドのムンバイとベトナムのハノイ市を結ぶ新路線を就航する。これにより同社はベトナムへの初進出を果たし、国際線の就航ネットワークを7都市に拡...

FPTジャパンHDとSTNet、電力・通信分野で業務提携 (3:56)

 ベトナムのIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)の日本法人であるFPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)と、四国電力グルー

橋本組と小澤土木、ベトナムでダム漏水対策の実証事業を完了 (2:42)

 株式会社橋本組(静岡県焼津市)と株式会社小澤土木(静岡県浜松市)は、東北部地方タイグエン省(旧バクカン省)で実施していたダム漏水対策の実証事業を完了した。  日本で確立された圧入工法を用いて鋼矢板遮...

ベトナムの労働者の2割に生成AIの影響、ILO報告 (21日)

 国際労働機関(ILO)ベトナム事務所が発表した報告書によると、ベトナムの男女労働者の約1150万人(総雇用の約20.8%)、すなわち5人に1人が生成人工知能(AI)の影響を受ける可能性のある仕事に従事していることが明...

ホーチミン:新行政センター投資方針、劇場計画も統合しPPPで建設 (21日)

 第11期(2026~2031年任期)ホーチミン市人民評議会はこのほど開催された第2回会議で、トゥーティエム新都市区における新行政センターおよび中央広場プロジェクトの投資方針を承認した。  投資総額は約29兆60...

国家交通安全委員会が6月に解散へ、公安省へ業務移管 (21日)

 レ・ミン・フン首相はこのほど、国家交通安全委員会および省・市の交通安全委員会の活動終了と解散に関する決定第17号/2026/QD-TTgを公布した。同決定は6月1日に発効する。 業務移管完了後に解散  同決...

ニンビン省:省内初の国際ブランドホテル「プルマン」が開業 (21日)

 北部紅河デルタ地方ニンビン省で、同省初となる国際ブランドのホテル「プルマン・ニンビン(Pullman Ninh Binh)」が開業した。世界最大級のホテルチェーンである仏アコー(Accor)傘下のプルマン・ホテルズ&リゾ...

ロンタイン空港、27年にホーチミン圏の国際線90%受け入れ (21日)

 全国の20以上の空港を管理・運営するベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は、ホーチミン市のタンソンニャット国際空港から東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際

ホーチミン:国内初の官民ベンチャーファンド設立、ビンGなど出資 (21日)

 ホーチミン市人民委員会はこのほど、「ホーチミン市ベンチャー投資ファンド(HCM VIF)」の設立式典を開催した。  同ファンドの初期の資本金は5000億VND(約30億円)で、スタートアップ企業やテクノロジー企業...

ビンファスト、フィリピンで電動バイク事業拡大 販売店14社と提携 (21日)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(Vinfast)は18日、フィリピン市場における電動バイク事業の拡大に

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved