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ベトナム青年天文会(VACA)によると、みずがめ座デルタ流星群がベトナムで7月28日夜から29日未明にかけて見ごろを迎える。
みずがめ座デルタ流星群は毎年7月12日から8月23日にかけて出現する流星群で、母天体のマックホルツ彗星が放出したチリが地球の大気に接触することで流れ星となる。この流星群は世界中で観測が可能だという。
VAMAによると、みずがめ座デルタ流星群は、それほど大規模な流星群ではなく、理想的な観測条件がそろったとしても、1時間に観測できる流星は15~20個程度。観測に道具は必要なく、眼視観測が可能だという。
ただし、大気汚染の酷い都市部では観測が困難。観測地が曇り空や雨天でない場合、街灯や家の明かりが少なく周囲が開けた場所で、大気中のホコリが少ないところを選ぶと観測しやすい。
なお、8月12日夜から13日未明にかけては、ペルセウス座流星群が観測の見ごろを迎える。ペルセウス座流星群は毎年7月20日ごろから8月20日ごろにかけて出現する流星群で、しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並んで年間三大流星群の1つに数えられている。