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- PW製エンジンの不具合で機材不足の恐れ
- ベトナムの航空会社2社が影響受ける
- バンブー航空は組織再編で一部運航停止
交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)はこのほど、米航空用エンジンメーカーのプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney=PW)が製造したエンジンに不具合が見つかった影響を受けて、国内航空各社の運用できる機材が不足する恐れがあるとして、対策を講じるよう指示した。
CAAVによると、PWは2023年9月、航空機エンジン「PW1100」に不具合が見つかり、取り外して点検する必要があると発表した。同エンジンを搭載している航空機は全世界に600~700機あるとされる。ベトナムでは、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)とベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)が保有するエアバス(Airbus)の「A321neo型機」に同エンジンが搭載されていて、今年1月から2025年にかけて機材を利用できない。
一方、バンブー航空(Bamboo Airways)では、組織再編やコストカット、事業効率の向上などの理由で、エンブラエル(Embraer)の「E190型機」3機を使用する各路線の運航を停止する。ハノイ~コンダオ島(東南部地方バリア・ブンタウ省)線は4月1日から運航停止となる。
CAAVは航空各社に対し、運航停止により不足する航空機のバックアップ計画を立てることや、各社のウェブサイトなどに運航情報を随時掲載するよう求めた。
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