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- 1か月で軍事パレードの総合訓練4回実施
- 兵士1.6万人と人民軍の最新兵器も参加
- ベトテル開発のミサイルシステムも
ハノイ市の第4国家軍事訓練センターではこの1か月余りで、8月革命記念日80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う軍事パレードの総合訓練が4回実施された。
訓練には1万6000人の兵士に加え、ベトナム人民軍の最新兵器も参加した。本番は9月2日に行われる。
国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)が開発・設計・製造したチュオンソン・ミサイルシステムは、ベトナム人民海軍の沿岸ミサイル砲兵隊に所属する。ミサイルシステムには戦闘指揮車両、レーダー車両、対艦ミサイルの発射・輸送・装填車両が含まれる。
ベトテルが設計・改良・近代化したS125-VT防空ミサイルシステムは、機動性や遠距離目標の効果的な破壊などの面で、優れた性能を有する。複雑な環境下でも、低空飛行する目標や小型の目標を効果的に破壊できる。
2024年12月にハノイ市のザーラム空港で開催された防衛・セキュリティ国際展示会で発表されたS125-VT防空ミサイルシステムの性能は、最高速度が毎秒800m、最大射程が30kmで、2つの目標を同時に破壊可能とされる。戦闘機の撃墜確率は最大90%で、90km離れた目標を探知できるという。