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- 家族旅行で認知症の母親が行方不明に
- 親切な果物店店主が捜索に協力して奔走
- 息子が謝礼で500USD渡すも受け取り拒否
韓国の聯合ニュースは、南部メコンデルタ地方アンザン省(旧キエンザン省)フーコック島で迷子になった認知症の韓国人女性の捜索を手伝い、その息子からの謝礼を受け取らなかった果物店店主、チャン・ホアン・フオンさん(男性・38歳)の高潔な精神を称えた。
報道によると、今月2日、家族旅行でフーコック島を訪れた韓国人男性Aさんは、スーパーマーケットで買い物をしていた際に、70歳になる母親の姿が消えていることに気付いた。Aさんは大声で母親の名前を呼んだが見つからず、周囲の人々に助けを求めた。
チャンフンダオ(Tran Hung Dao)通りを通りかかったとき、果物店に監視カメラが設置されているのを見つけて、店主のフオンさんに監視カメラの映像を確認して、母親を探して欲しいと頼んだ。当時を振り返ったAさんは、「辺りを見回しても母の姿がなく、とても心配になりました。母は高齢で体が弱く、認知症も患っています」と語った。
監視カメラの映像から、それらしい老婦人が1時間程前に店の前を通ったことを確認したフオンさんは、島の様々なコミュニティページに行方不明者の情報を投稿し拡散を依頼した。また、フオンさんはAさんを車に乗せて街中を走り回り、母親探しを手伝った。互いの言葉が分からなかったので、翻訳ソフトでコミュニケーションを取ったという。
探し始めて約2時間後、フオンさんは店から5km程離れたところで老婦人を発見して保護し、店で待っていた家族のもとに返した。フオンさんの親切さに感激したAさんは、謝礼として500USD(約7万7000円)を渡そうとしたが、フオンさんは受け取りを拒否した。Aさんと家族は、フオンさんに心からの感謝を伝えた。
この出来事は、韓国の大手メディアやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で紹介され、大きな話題を呼んでいる。SNSでは、「フーコック島の人々は本当に親切だ。ここを訪れようか迷っていたが、今答えが見つかった」、「ベトナムに住んでいれば、この国の人々がどれだけ親切なのかが分かる。彼らは見返りを求めず、喜んで他者を助けようとする」などのコメントが寄せられた。

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