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ベトナム民間航空局(CAAV)は28日、欠航・遅延率の高い航空会社に対する制裁として、発着枠(スロット)の制限を設けることを明らかにした。これは航空会社にとって、かなり厳しい制裁となる。
CAAVのディン・ベト・タン局長によると、国内航空会社の平均欠航・遅延率は15%で、周辺諸国と比べて高い水準ではないが、利用者が長時間の遅延や一部航空会社の不適切な対応に不満を募らせている現状がある。欠航・遅延の主な原因は、空港側ではなく航空会社側によるものだという。
これに先立ち、グエン・バン・テー交通運輸相は、昨年半ばに開催された航空会社の欠航・遅延に関する会議で、関連当局に対して欠航・遅延率改善策の検討を要求していた。これには、発着枠の制限のほか、悪天候が予想される時間帯の発着枠の削減、予備の機材や乗務員に関する規定確立、空港の運営技術や夜間飛行のための設備投資などが挙げられていた。
今年4月にハノイ市ノイバイ国際空港とホーチミン市タンソンニャット国際空港では、航空会社や空港サービス会社の参画による運航センターを開設するほか、発着時間を記録する専用のソフトウエアを導入する予定。