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【第11回】時を忘れさせるほどの魅力に溢れる国、ベトナム【VIETJO LIFEコラム:ベトナム・フェアトレードの旅】

2019/07/30 12:00 JST配信

(本記事は、2019年7月23日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

こんにちは、青年海外協力隊の山田邦永(やまだくにはる)です。2017年10月より、ベトナムの非政府組織(NGO) VIRI でハノイを拠点に 活動 しています。今回は、拡大するベトナムの観光市場において、ベトナム政府が観光促進に向けて取り組む内容と、ベトナムにある多種多様な観光資源を紹介します。

拡大するベトナムの観光市場

“Timeless Charm” ― ベトナム文化・スポーツ・観光省により打ち出された本観光スローガンの下、ベトナムにおける観光市場は急激に拡大しています。

2017年にベトナムを訪問した外国人は約1,300万人であり、世界31位の人数でした。これは、東南アジア諸国ではタイ(約3,500万人、世界10位)、シンガポール(約1,400万人、世界28位)、インドネシア(約1,300万人、世界30位)に次ぐ人数です。また、2017年にベトナムを訪問した日本人は約80万人であり、2013年以降、年平均7.2%ずつ増加しています。さらに、2018年のベトナム国内におけるベトナム人の旅行者数は約8万人であり、2014年以降、年平均20%ずつ増加しています。

出所: Every Country’s Tourism Slogan数字が語る旅行業2019Vietnam consumer trend 2019

ベトナム政府による観光促進の取り組み

2011年から2016年まで、ベトナム文化・スポーツ・観光省は在越欧州連合代表部(Delegation of the European Union to Vietnam)とともに、1,210万ユーロ(約15億円)のプロジェクト予算の下、 Environmentally and Socially Responsible Tourism Capacity Development Programme(ESRT) を実施しました。本プロジェクトでは、ベトナム観光業界の戦略として環境的及び社会的に責任のある観光サービスの提供を促進することを目指し、政策支援及び制度強化、製品の競争力向上及び官民パートナーシップの促進、並びに、観光分野における職業教育及び職業訓練の実施の、3つの領域に取り組みました。

ベトナムの多種多様な観光資源(2019年7月時点)


ベトナム国立公園

ベトナムには33の 国立公園 があります。

バリア・ブンタウ省 の国立公園 Con Dao には、自然環境と地域社会との共生を理念とするリゾートSix Senses があります。国立公園当局と協力してリゾート敷地内にウミガメの孵化場を設置し、近隣の島々での密漁等の脅威から卵を保護しており、5~10月頃にはウミガメの産卵・孵化を見学することができます。



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著者紹介
青年海外協力隊 山田邦永
ベトナムのNGO、VIRI で、ハノイを拠点に活動中の青年海外協力隊隊員が、彩り豊かな「ベトナム・フェアトレードの旅」へと皆さまを案内します。VIRIは世界フェアトレード機関(WFTO : World Fair Trade Organization)から国際フェアトレード組織として認められたベトナム唯一の団体です。

著者略歴:1983年生まれ。愛知県出身。東京大学卒業、東京大学大学院修士課程修了(分子生物学)、ビジネス・ブレークスルー大学大学院修士課程修了(MBA)。元ファイザー勤務、元ジョンソン・エンド・ジョンソン勤務(R&D)。現在、青年海外協力隊(任期:2017年10月~2019年9月、活動概要:VIETJOベトナムニュース記事参照)。
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