ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ブーム到来中の落語がハノイにやってきたので参加してきた

2016/06/22 08:37 JST配信

お久しぶりです!

いやー、ハノイ勝手に広報局、しばらくお休みしておりすみません!

まだ終わってませんよー、むしろこれからですよー!

さて、先日、 ハノイで落語会がある ということで、行ってきました!

(なぜ後日談なんだ!? やる前に書いておけばよかった!!!と今書きながら激しく後悔しております)

行ってきました!というか、これ、僕が主催でやっておりました!

申し込みフォームは コチラ

から。

といっても、今から申し込んでも何も起きません。一体なぜ後日なんだ!

ハノイでお仕事等でお世話になっている 森ゼミ の元NHKアナウンサー森さんのご紹介により、今回ハノイでやっちゃいますか!ということになったのです。

そして今回開催した会場は、ハノイで知らぬ人はおらぬと名高い「タンロン工業団地?」さんです!

ちなみに、タンロンは漢字だと「昇龍」と書き、ハノイの昔の名称(「江戸」的な)らしいです。

ベトナム最初の長期王朝を築いた李太祖( リータイトー公園 ってのがありますね! コマの生山君 が毎週コマ回ししているところです)が1010年にこの場所に遷都した際に、1匹の黄金の龍が現れたことから、都をタンロン(昇龍)と名付けたらしいです。

勉強になりますね!

読むだけで知的になれる「読むサプリ」 目指してます、どうもハノイ勝手に広報局です。(どこかで聞いたキャッチコピー)

そんなタンロン工業団地はここ↓

市の中心からタクシーで20~30分位のところにある工業団地で、入居企業は80社、日本人が400~500人、ベトナム人は6万人も働いているという、巨大工業団地です。

「タンロン」を冠するにふさわしい雄々しい数字ですね。

なにせ、当日タンロン工業団地に向かった際、タクシーのおじちゃんが正面のゲートではなく、裏(?)のゲートに到着し、

「まぁ裏ゲートだけど正面まですぐっしょ。同じ敷地なわけだし」

と鼻歌を歌いながら「正面のゲートまでお願い!」って言ってたら、同じ敷地内で2万VND(94円)もタクシー代がかかったぐらい広かったです。

(裏門で「ここでいいよ!」とか言って降りなくてホント良かった)

今回そんな巨大工業団地の大会議室をお借りして、落語会をすることになったわけです。

今回の落語会の主役は、あの若手二世噺家による噺家ユニット 坊ちゃん5(ぼっちゃんファイブ) の一員でもある、 三代目桂春蝶さん です。

めちゃくちゃ気さくな方で、タクシーの移動中もずっとお話ししてくださいました。

ハノイのバイクが走っていく道路の流れを見て(下の画像はイメージです)

「ヘモグロビンみたいやな」

って言ったときには、

「たしかにーーーーー!!!!!」

って思わず、タメ口で叫んでしまったほどです。いや、まじでヘモグロビン。

到着して入口のところを見ると、電子ウェルカムボードが設置されております!粋!

おぉー!!と言いながら、じゃぁせっかくなんで・・・

パシャり。

左の方が老けて見えるので、コッチが師匠か!?と勘違いされた方もいらっしゃるかと思いますが、左は僕で、右が春潮師匠です。

準備をワイワイして(準備中の写真はドタバタしてて撮り忘れた)、 レンタルした舞台照明が当日来ない という、もはや御愛嬌なトラブルもありながら、準備は進んでいきます。

開場のセットアップ完了! 開場までマイナス8分でした。つまり過ぎてました(笑)

途中でハロン湾マラソンを主催している会社の方が、

「ゆーきー!ジャパニーズに ハロン湾マラソン に参加するようにいってくれよー!」

と連絡するためにわざわざタンロンまで来てくれたので、 「まかせろ!」 と加山雄三ばりの懐の深さで受け止めます。

  

てんやわんやしていると、控室から着替えの終わった春潮師匠が降りてきました。

おぉーー! かっこいい! と、ステージの前でまた1枚。

何を勘違いしたか、このとき歌舞伎役者の真似をしているのはなんででしょうか? 狂ってたんですかね? 自分でもわかりません。

チャンッチャチャンチャン~と出囃子が流れてきて、 いよいよ開演です!

始まってからは春蝶ワールド全開でした。

僕ははじめて落語を生で見たのですが、面白すぎました。

Youtubeで見るのとは全然違います。

落語家かっこよすぎ。 なりたい!って思うくらい面白かったです。

ところで、日本に 落語家さんって900人しかいない らしいですよ。

どんな頭の良さだ?と震える東大の教授が1200人、地球上最大の動物で絶滅危惧種のシロナガスクジラが2200頭なので、落語家さんがいかに保護対象なのかこれはもう明白ですね。

(ちなみにこのたとえは春蝶さんが公演で話していたことのまんまパクリです)

そんなこんなで楽しい落語会でした!

今日本では落語ブーム到来中らしく、マンガからアニメにもなった 「昭和元禄落語心中」 とか、渋谷らくご略して「シブらく」など、もすごい人気みたいですね。

落語会の件数ってこの10年で2倍以上 になっているらしいですよ。

そんなブームがハノイまで波及して、これからもハノイで落語が聴けるようになったらうれしいですね!

ハノイ勝手に広報局でしたー! またー!

著者紹介
和島祐生
2014年10月からハノイ在住。1987年生まれ埼玉県出身、現在はハノイで 会社 ・ ラジオ ・ シェアハウス ・カフェ の4つを頑張っている。ハノイに関することを発信し、ベトナムはホーチミンだけじゃないぞ!実は首都だぞ!いいぞ!ってことを伝えていく。将来は自分のラジオ番組をやりたい。
勝手にハノイ広報局
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道が着工、越中連運を強化 (6:02)

 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を開催した。東西経済回廊の輸送需要に対応するとともに、ベトナムと中国を結ぶ国際連運の強化につながると期...

ホーチミン:メトロ1号線、26年1月1日に無料運行 (5:24)

 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社(HURC1)はこのほど、新暦正月の2026年1月1日(木)にメトロ1号線を無料運行すると発表した。  当日は改...

ベトナムの軍事力は世界23位、東南アジア2位 (5:03)

 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事力ランキング「2025 Military Strength Ranking」によると、ベトナムは145か国・地域中23位となった。 ...

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

チン首相、ペトロベトナム会長フン氏を商工相代行に任命 (4:32)

 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を商工相代行に任命した。  商工相代行に任命されたフン氏は、1973年生まれの52歳で、出身は北部紅河デル...

イーレックス、ベトナム2省でバイオマス発電所の起工式開催 (4:14)

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北部地方ラオカイ省(旧イエンバイ省)のイエンバイバイオマス発電所および東北部地方トゥエンクアン省のトゥ...

日越の団体、ドローン・次世代移動体産業の発展で覚書締結 (3:39)

 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低空経済パートナーシップ(Vietnam Low Altitude Economy Partnership=LAEP)との間で、ドローン(無人航空機...

電子機器のコーセル、ベトナム子会社を解散・清算へ (2:37)

 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結子会社)で電子部品の製造・販売を行うコーセル・ベトナム(COSEL VIETNAM、ホーチミン市)を解散・清算する。...

サンG、フーコック島で国内初の軽量軌道交通路線を着工 (22日)

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)で着工した。同事業は2027年にフーコック島で開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に対応する...

IQが高い国、ベトナムは世界27位 中国や台湾が同率1位 日本5位 (22日)

 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した知能指数(IQ)に関する報告書(Countries by IQ - Average IQ by Country 2025)によると、ベトナ

ホーチミン:タクシーの7割以上が電動化、インフラ整備も加速 (22日)

 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で、全体の71%を占めている。旅客輸送分野におけるグリーン車両への転換が急速に進んでいる。  同市建...

未就学児向け日本語・中国語・韓国語教育を試験導入へ (22日)

 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」を承認する決定第2732号/QD-TTgに署名した。  同計画によると、2025~2030年にASEAN諸国の言語教育プ...

ホーチミン市国家大学、初の女性学長が誕生 富山大で博士号取得 (22日)

 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・タイン・マイ教授がこのほど学長に昇進した。同大学では初の女性学長となる。  マイ女史は1974年生まれ...

通信大手VNPT、AI専門会社「VNPT AI」を設立 AI戦略を強化 (22日)

 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VNPT AI」を設立した。  VNPTのフイン・クアン・リエム社長は式典で、VNPT AI設立の狙いについて、グル...

ロンタイン国際空港、初の旅客便を受け入れ 第一副首相が搭乗 (22日)

 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初の民間旅客便は、全日空ANAが出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved