ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

「何はともあれ行動あるのみ」小林一貴さん/広告営業

2016/09/19 09:15 JST配信

ベトナムで人材紹介を行う JellyfishHR がお届けする在住日本人へのインタビュー。

今回は 出版会社で広告営業と編集を担当する小林一貴さん(26歳) にインタビューしました。

大学卒業後、日本で専門商社、不動産会社(営業)、ガス会社で働いていた小林さんが、今ベトナムで働いている理由とは? そこには小林さんが心に抱き続けていたある思いがありました。

日本ではなくベトナムで働く理由とは?

―― こんにちは! 早速ですが、まずは自己紹介をお願いします。

小林: こんにちは! 東京生まれ埼玉育ちの小林一貴です。よろしくお願いします!

―― よろしくお願いします! 小林さんは現在ベトナムでどんなお仕事をされているんですか?

小林: 現在、 LAI VIEN(ライヴィエン=来遠) という出版会社で広告営業と編集を担当しています。

広告営業では、テレアポ、飛び込み営業、展示会、各種セミナーに参加をするなどして、販路の拡大を行っております。

―― 日本でも営業のお仕事をされていた時期があるようですが、営業のお仕事についてはどうお考えですか?

小林: 営業マンの仕事は、ご成約いただいたお客様に、 いかに「契約してよかったか」と感じていただくこと だと考えています。そのためにも、お支払い頂いた金額以上のリターンで成果を出し、継続頂くことが大切だと感じています。

また、私が尊敬する人の考えのひとつである 「売上を最大にして、経費を最小限にすること」 をモットーとして、日々営業活動に勤しんでおります。

―― なるほど。ところで、どうしてベトナムで働いているんですか? 何か特別なきっかけがあったんでしょうか?

小林: 私は新卒の就職活動の時から 「国際的な仕事で腰を据えて末永く働いていきたい」 との思いがありました。そう思いながらも、再び就職活動をすることになったときには、「思いだけに固執していても、現実を見ないと生きていけない」という気持ちが芽生え、持ち続けていた思いは「いつかできたらいいな」という「夢」になっていました。

―― 確かに、理想だけを追い求めるのではなく、現実を見ることは必要ですよね。

小林: そんな中、ベトナムで働くきっかけになったのは、大学時代のベトナムの友人からの連絡です。その友人が、「あるホテルで日本人を募集している」と教えてくれました。日本人ゲストリレーション担当の求人でした。ただ、そこの給与体系は外国人には適さないものだったので、転職することになったのですが、すぐに次の仕事が見つかりました。

―― それが、現在のLAI VIENだったんですね。

小林: そうです。 実際に営業の調子もいいですし、広告効果の高い枠に継続的に掲載したい企業様が複数社いらっしゃるので、私自身のモチベーションも高くなり、大変貴重な経験をさせていただいています。

ベトナムか? 日本か? 将来のビジョンは

―― 小林さんが現在のお仕事に満足されていることが伝わってきますが、今後の夢やビジョンなどはあるんですか?

小林: 現段階では、3年後に、日本で再就職したいと考えています。その理由は、現在の経験で蓄積できたことを基に、日本で家族に恩返しをしていきたいと考えているからです。

―― そうなんですね。明確なビジョンがあることは、よりモチベーションの維持に繋がっているかもしれないですね。

海外で働くということ

―― 先ほど「国際的な仕事で腰を据えて末永く働いていきたい」という思いを持っていたとおっしゃっていましたが、実際に海外で働いてみていかがですか?

小林: 私の職場は、日本で働いたときと比較すると自由な部分が多く、いい意味で楽しく業務に携わらせていただいています。また、日本のような先輩後輩の上下関係はあまりないです。何より、社員同士がとても仲が良くて、結束していると感じます。

実際に働いてみて、 海外で働くことは特別なことではない と考えるようになりました。ただ、働く環境、同僚の人種が、多少異なるだけなんです。

私自身そうだったように、昔は海外で働くことは憧れでした。しかし現在では、 海外で働いたことで、自分自身の付加価値を高めていかなければいけない と考えています。だから、人それぞれの個性を発揮するための語学やスキルなど、何かを身につけることが大切だと思います。

―― 最後に読者のみなさんに何かメッセージをいただけますか?

小林: 海外で働く場合に限らず、今までの経験から全般的に言えることは、情報が足りなかったなということです。やはり、国内外問わず、情報は最大の武器になると思いますので、常日頃からアンテナを張って、キャッチしてください!

また、これから、海外就職を考えている皆さん、検討中の皆さん、迷っていても、何も始まりません。 何はともあれ、まずは行動あるのみ です。

―― 小林さん、貴重なお話をありがとうございました!

著者紹介
JellyfishHR Co.,Ltd
2013年8月から日系人材紹介会社としてベトナムに進出。現在「ハノイ」「ハイフォン」「ホーチミン」の3拠点にて、日系、非日系問わず人材紹介サービスを提供しており、常に100件を超える日本人向けのベトナム勤務の求人・仕事を保有している。
◆ホームページURL : https://jellyfishhr.jp
ベトナム求人・転職・就職をお考えの方はこちら
Voice ~ベトナム最前線で働く人の声~
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
クアンチ省:故レ・ズアン書記長の記念館が完成 (6:34)

 北中部地方クアンチ省チエウフォン郡チエウタイン村で4月28日、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)を記念して、故レ・ズアン書記長記念館の竣工式が開催された。  同省の重要革命史跡...

ホーチミン:空港新ターミナル行き電気バス路線を運行開始 (5:42)

 ホーチミン市交通公共事業局傘下の公共交通管理センターは4月28日、ホーチミン市1区サイゴンバスターミナル(ben xe buyt Sai Gon)とタンソンニャット国際空港を結ぶ「109番」の路線バスについて、このほど開業...

ベトジェットエア、5月5日限定で運賃55%割引キャンペーン (4:48)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、5月5日(月)の午前0時から23時までの1日限定で、ベトナム国内線と国際線のエコクラス運賃が55%割引(税など含まず)

1975年4月30日、統一会堂でベトコンの旗を振った兵士の記憶 (4/27)

 1975年4月30日、特殊部隊の兵士だったファム・ズイ・ドー上尉(男性・75歳)は、南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の2階に駆け上がり、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)の旗を何度も振っ...

4月のベトジョー記事10選:トランプ関税、石破首相訪越など (1日)

 4月は、ドナルド・トランプ米大統領が、世界各国からの輸入品に対し「相互関税」を課すと発表しました。180以上の国・地域に一律10%の関税を課した上で、国・地域ごとに異なる税率を上乗せし、ベトナムに対し...

4月のベトジョー記事アクセス数ランキング (1日)

 VIETJOベトナムニュースが4月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:200年の歴史を有する毒ヘビ養殖村、高収入も危険と隣り合わせ

4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに読みたい記事8選 (4/30)

 今から50年前の1975年4月30日、サイゴンの南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の正門に2台の戦車が突入し、サイゴンが陥落しました。これにより、長く続いたベトナム戦争が終結しました。 ...

ベトナム軍事歴史博物館、南部解放記念日に伴う5連休は入館無料 (4/30)

 ハノイ市ナムトゥーリエム区にあるベトナム軍事歴史博物館は、4月30日(南部解放記念日)と5月1日(メーデー)に伴う4月30日(水)から5月4日(日)までの5連休中の入館料を無料とすることを決めた。  今回の決定は...

世銀、ベトナムの25年GDP成長率予想を+5.8%に下方修正 (4/29)

 世界銀行(WB)は先般発表した最新レポートの中で、ベトナムの2025年における国内総生産(GDP)成長率予想を前回レポートの+6.8%から+5.8%へと▲1.0%pt下方修正した。理由として、世界的な貿易政策の不確実性や経...

ハイテク・GX・半導体分野の高付加価値化で日越協力フォーラム開催 (4/29)

 石破茂内閣総理大臣は28日午後、ファム・ミン・チン首相とともに、日越企業が会するハイテク・グリーントランスフォーメーション(GX)・半導体分野における高付加価値産業創出に向けた日越協力フォーラムに参加...

ラムドン省:国会民族評議会議長が党委書記に転任 (4/29)

 ベトナム共産党政治局は、国会民族評議会議長のイー・タイン・ハー・ニエ・クダム氏を、南中部高原地方ラムドン省共産党委員会書記(2020~2025年任期)に任命した。  同省で28日に開催された任命式には、政...

ホーチミン:ビンタン区にブックストリートが新たにオープン (4/29)

 「第4回ベトナム書籍・読書文化の日」開幕に合わせて25日、ホーチミン市ビンタン区にブックストリートが新たにオープンした。  ビンタン区ビンチドンB街区の高技術医療区内に設置され、広さ約2000m2に12の...

石破首相、クオン国家主席とマン国会議長と会談 (4/29)

 ベトナムを訪問している石破茂内閣総理大臣とルオン・クオン国家主席は現地時間28日午前11時20分から約45分間にわたり、国家主席府で会談を行った。その後、現地時間同日午後2時20分から約40分間にわたり、国会...

THグループ、ビンズオン省に新工場建設へ 投資総額334億円 (4/29)

 THミルク(TH Milk)などを展開する乳業大手THグループ(TH Group)は、東南部地方ビンズオン省の第3ソンタン工業団地内に牛乳・乳製品加工工場「THビンズオン(TH Binh Duong)」を建設する計画だ。  同工場は敷...

統計局、戸籍登録・統計に関する国家レポートを初公表 (4/29)

 財政省傘下の統計局は25日、「2021~2024年度の戸籍登録・統計に関する国家レポート」を発表した。同レポートが発表されるのは今回が初めて。  同レポートでは、出生・死亡・婚姻の登録データに加え、出生...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved