ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第30回】ベトナム人男性が彼女に求めるモノ、して欲しくないコトは?

2016/09/21 08:56 JST配信

ベトナムに住んでいる皆さんは、「ăn c?m Tàu, ? nhà Tây, l?y v? Nh?t(中華料理を食べ、洋式の家に住み、日本の妻を娶る)」のがベトナム人の理想だよ、という話を一度は聞かされたことがあるのではないでしょうか。

どうやらベトナム男性にとって「日本女性」のような人が理想の妻のようですが、具体的に自分の彼女がどうだったらいいなと思っているのでしょうか。

今回は、18歳から29歳までのベトナム人独身男性500人を対象に調査してみました。(回答者のうち、「彼女あり」が44%、「彼女なし」が56%)

彼女に求めるのは「性格」「健康」「家柄」

まず、「彼女に求めるもの」について各項目を5段階(5が「最も重視」)で評価してもらったところ、高かったのは、 「性格」「健康」「家柄」 の順でした。

日本人にとって「家柄」が上位に入ってくるのが意外に感じますが、特に真剣な交際=結婚相手を探すとなると、やはり重視する人は少なくありません。

ちなみに、独身女性を対象に同様の調査を行ったところ、「経済性」「学歴」などの割合が高くなり、男性とは異なる結果になりました。

北部は「頭の良さ」、南部は「寛容さ」が大事

それでは、ベトナム人男性はどんな性格の女性を求めているのでしょうか。これについては回答者の居住地域によって特徴的な結果が出ています。

全体的に見ると、最も求められている性格は 「優しい」 なのですが、 北部の男性が「頭が良い」女性を好む のに対して、 南部の男性は「寛容な」女性を好んでいる ことがわかりました。このあたりの差に考え方や価値観の南北の違いが表れているようで、非常に興味深いです。

彼女にして欲しくないことは?

それでは、ベトナム人男性が「彼女にして欲しくないこと」には、どんなものがあるでしょうか。

最も嫌われたのは「喫煙」 で、30%の男性が「嫌」と回答しています。これについては、喫煙男性の場合は「嫌」と答えた割合が少なかったのに対し、非喫煙男性からの拒否率は非常に高く、男性が喫煙者かどうかで答えが大きく分かれました。

続いて「嫌」と回答した割合が多かったのは、 「タトゥー」と「美容整形」 です。日本では体を傷つける「タトゥー」や「整形」に対してあまり良いイメージを持っていない人が多いため、ベトナムで「喫煙」のほうが否定的に見られることに驚きを覚えるかもしれません。

日本では、タトゥーのある人は公衆浴場に入れないなど、社会に根強い拒否反応がありますが、ベトナム人女性の間では「タトゥー=おしゃれ」として受け入れられており、若い人を中心にワンポイントでタトゥーを入れる人がとても増えています。芸能人もタトゥーを堂々と見せています。

また、整形についても、ベトナム男性の65%が「気にならない」「どちらでもない」と回答しており、抵抗感が少ないようです。「豊胸とかは嫌だけど、綺麗になる分にはOK」、「唇・鼻・目の整形は今や普通のこと」というのが当社のスタッフの意見でした。

著者紹介
株式会社Asia Plus代表取締役社長 黒川賢吾

株式会社Asia Plus ( www.asia-plus.net )代表取締役社長。
NTT、ソニー、ユニクロにて海外マーケティングを担当。
2014年にAsia Plusを設立しベトナムマーケットリサーチサービス
「Q&Me( www.qandme.net )」を展開中


統計から見るベトナム
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
FPT、AIエージェント教育プログラムを導入 インド企業と提携 (6:18)

 ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は1日、インドの情報技術(IT)教育組織ジェットキング(Jetking)との間で、人工知能(AI)エージェント教育プログラムの

AI関連の地場スタートアップ「AI Hay」、1000万USD調達 (6:02)

 人工知能(AI)を活用した検索プラットフォームを開発する地場スタートアップのAIハイ(AI Hay)はこのほど、東南アジアを中心にテクノロジー分野のスタートアップ企業に投資するアルゴー・キャピタル(Argor Capita...

6月のベトジョー記事アクセス数ランキング (5:53)

 VIETJOベトナムニュースが6月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:個人事業主への電子請求書義務化、店舗が敬遠で現金決済に逆戻り

8人兄弟の学者一族「グエン・ラン家」、故クオン氏を偲ぶ【後編】 (6/29)

 ベトナムを代表する考古学者・人類学者で、音楽家としても知られるグエン・ラン・クオン(Nguyen Lan Cuong)氏が2025年5月6日、ハノイ市のベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)医科薬科大学附属病院で死去...

6月のベトジョー記事10選:省・市再編の決議採択、国会閉幕など (5:30)

 6月は、第15期(2021年~2026年任期)国会第9回会議が閉幕しました。今国会では、34本の法律を可決し、14本の決議を採択しました。  国会では、全国63省・市の行政区を大幅に削減して34省・市とする行政区再...

クアンガイ省:ズンクアット経済区で新都市区開発、投資方針承認 (4:55)

 チャン・ホン・ハー副首相はこのほど、南中部地方クアンガイ省ズンクアット経済区内でのズンクアット東南新都市区北側・南側の2件の開発案件の投資方針を承認する決定に署名した。  ズンクアット東南新都市...

ベトナム航空、ダナン~大阪線を約5年ぶり運航再開 (4:39)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は3日、2020年以来約5年ぶりにダナン~大阪線(VN336/VN337)の運航を再開した。同路線は週4便の運航となる。  ベトナム航空は同

スペースシフト、地場ベガコスモスと衛星データビジネス推進で提携 (3:21)

 衛星データ解析システム開発や衛星データ解析業務などを手掛ける株式会社スペースシフト(東京都千代田区)は、地場テクノロジー企業のベガスター・テクノロジー(VegaStar Technology、ハノイ市)グループで地理空...

TCJグローバル、地場日本語教育機関と提携 法人向け人材紹介を.. (2:37)

 外国人留学生向け進学・就職日本語コースの運営などを手掛ける株式会社TCJグローバル(旧:東京中央日本語学院、東京都新宿区)は6月16日、ベトナム国内で日本語教育と留学・就労者紹介事業を行うニャットファッ...

ラム書記長とトランプ米大統領が電話会談、貿易協定の枠組み合意 (3日)

 トー・ラム書記長はベトナム時間2日夜、ドナルド・トランプ米大統領と電話会談を行い、両国関係と両国間の相互関税について話し合った。  両首脳は電話会談で、両国関係が良好かつ急速に発展していることに...

ベトナム初のグリーンB2B電子商取引所「EcoHub」誕生 (3日)

 アロビッド・テクノロジー(Arobid Technology)は1日、ベトナム初となるグリーンB2B(企業間取引)電子商取引(eコマース=EC)プラットフォーム「エコハブ(EcoHub)」を発表した。  エコハブは単なるオンライン...

PEPI指数を初発表、再編後の34省・市の経済的地位を数値化 (3日)

 ベトナムの経済データ関連スタートアップ企業のベトスタッツ(Vietstats)は1日、全国34省・市を対象とした初の包括的な経済評価指数「地方経済ポジション指数(PEPI)2025」を発表した。  PEPIは、これまでの...

ベトテル、ダナンでハイテク複合ビルを着工 27年完成 (3日)

 南中部地方ダナン市人民委員会と国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は1日、ハイテク複合施設「ベトテル・ダナン・ビルディング(Viettel Da Nang Building)」の着工式を...

モビフォン・ワンマウント・テクコム銀、デジタル決済会社を設立 (3日)

 携帯通信大手のモビフォン(Mobifone)、テクノロジー企業のワンマウントグループ(One Mount Group)、大手民間銀行のテクコムバンク[TCB](Techcombank)は、電子決済事業を手がける新

バイクの初回登録料、全国一律2%に (3日)

 政府は6月30日、車両登録料を規定する政令第10号/2022/ND-CPの一部を改正・補足する政令第175号/2025/ND-CPを公布した。新政令は7月1日に施行された。  新政令によると、7月1日から、バイクの初回登録料が...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved