ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

「どこでも誰とでも働ける人になりたい!」染谷直樹さん/ITディレクター

2016/10/18 10:33 JST配信

ベトナムで人材紹介を行う JellyfishHR がお届けする在住日本人へのインタビュー。

今回は、ホーチミン市にあるIT関連企業で働く 染谷直樹さん(23歳) にインタビューしました。

ベトナムで働き始めてから 僅か7か月でディレクターにスピード昇進 した染谷さん。

染谷さんの仕事に対する情熱や目標についてお話を伺いました。

  

日本で働いているうちに強まった思い

―― こんにちは!早速ですが、自己紹介をよろしくお願いします。

染谷:はい! 染谷直樹、23歳です。現在、ホーチミン市にある プロステージ というIT企業でウェブサイトの制作をしています。

日本からサイト制作を受注して、ベトナム人デザイナーやプログラマーに指示出しをするディレクターとして働いています。

―― 日本とベトナムの橋渡し役としてご活躍されているんですね! 染谷さんはまだ23歳とお若いですが、新卒でベトナムへ?

染谷:最初は日本で就職をして、営業職として働いていました。半年くらい働いていたのですが、海外への憧れがどうしても強くなり、「やっぱり海外へ行こう!」と決めて転職をしました。

ステップアップに向けて

―― 海外で働くといっても、色々な国があると思いますが、はじめからベトナムに絞っていたんですか?

染谷:いえ、はじめはアメリカでの就職を志望していました。学生時代にお金を貯めてはアメリカ旅行をしていたこともありますし、夢を持って生活している感じが好きなんです。

でも日本で半年しか働いていませんし、現実的には無理なので、途中から考え方を変えました。

―― まさにアメリカンドリームを実現したかったんですね。でも、どうして考えを変えたのでしょうか?

染谷:転職コンサルタントの方に相談したときに、ベトナムを薦められました。はじめはベトナム就職をあまり真剣に考えていなかったのですが、将来アメリカで働くために、「まずここから始めよう! 最初のステップだ!」という気持ちになったんです。

―― 自分が納得して今後のキャリアに繋げられるなら最高ですね! 将来はまた他の国で働きたいということですか?

染谷:はい。日本人やベトナム人だけではなく、色々な国の人と仕事を通じて関わってみたいと思いますし、自分自身どこの国でも働けるような人間になりたいと考えています。

壁を破り、溝を埋める

休日にボルダリングを楽しむ染谷さん

―― ベトナムは「最初のステップ」とおっしゃってましたが、実際に仕事をしていて身についたスキルなどはありますか?

染谷: 物事を全体的に捉える力 がついたと思います。私の仕事が日本とベトナムの橋渡しの役割だからということもあります。お客様の要望を汲み取りながら、なおかつベトナム人デザイナーやプログラマーに気持ちよく仕事をしてもらえるように、各方面に気を遣っていかねばなりません。

―― これからどのような仕事をするにしても大切な力ですね。ベトナム人デザイナーやプログラマーとの関係など、仕事をする上で大変なことはなんですか?

染谷:やはり言語の壁は大きいので、伝えたいことが上手く伝わりきらないのは、もどかしいです。でも、こちらから溝を埋めていかなければいけないと思うので、文字や言葉だけでなく、図を使った説明など工夫もしています。

―― 少しの工夫で距離が一気に縮まることがありますよね。休日は何をしてらっしゃるんですか? ベトナム人と遊んだりするんですか?

染谷:はい! 仲のいいベトナム人と一緒にお酒を飲んだり、最近絡みが濃いです。ほかに、趣味でビリヤードやボルダリングもしています。

―― すごく充実していますね!

ストレスを感じない日々

―― ところで染谷さんがベトナムで働いたり、生活をしたりしていて感じる魅力には、どんなものがありますか?

染谷: ストレスフリー に生活できることですかね。住まいや食事に不満もないですし、生活をする上で不安に感じることもありません。

あとは、街中でも1本道が違うと雰囲気がぱっと変わるようなところが楽しくて、魅力的に感じています!

仕事の面から考えてみても、 ベトナムはチャレンジしやすいので最初のステップとして最適 でした。

―― 確かに、都会のビルも自然も庶民の生活も、一度に感じることができますよね。最後にこれからベトナムに就職・転職を希望している人にメッセージはありますか?

染谷:ベトナムに一度も来たことがない状態で転職をする人が少なくないと聞きました。実際に自分もそうだったんですけど、やはり、 今後生活をしていくことになるかもしれないわけですから、一度は事前に現地へ足を運ぶべき だと思いました。

―― そうですね。具体的にイメージするためにも大切なことですね。本日はありがとうございました!

著者紹介
JellyfishHR Co.,Ltd
2013年8月から日系人材紹介会社としてベトナムに進出。現在「ハノイ」「ハイフォン」「ホーチミン」の3拠点にて、日系、非日系問わず人材紹介サービスを提供しており、常に100件を超える日本人向けのベトナム勤務の求人・仕事を保有している。
◆ホームページURL : https://jellyfishhr.jp
ベトナム求人・転職・就職をお考えの方はこちら
Voice ~ベトナム最前線で働く人の声~
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナムの「人口ボーナス期」は2036年に終了、統計局予測 (6:38)

 財政省傘下統計局(NSO)は23日、中間国勢調査の結果に基づいて作成した詳細な研究結果を発表した。報告書「ベトナム人口予測2024~2074年」では、15~64歳の生産年齢人口がそれ以外の人口(従属人口)より多い「人...

間もなく迎える26年の新暦正月、内務省が4連休を提案 (6:09)

 内務省は、間もなく迎える2026年の新暦正月について、2026年1月1日(木)から4日(日)までの4連休とすることを提案した。  4連休とする場合、1月2日(木)が振替休日、1月10日(土)が振替出勤日となる。  当...

世界長者番付、ビンG会長が71位に浮上 アリババ創業者超える (5:59)

 米経済誌フォーブス(Forbes)のリアルタイム世界長者番付によると、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)の創業者 兼 会長であるファム・ニャット・ブオン氏

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

ニンビン省:ニンコー経済区計画を策定へ、新たな成長エンジンに (5:45)

 チャン・ホン・ハー副首相は22日、北部紅河デルタ地方ニンビン省(旧ナムディン省)ニンコー経済区の2050年までのマスタープラン策定任務を承認する首相決定第2771号/QD-TTgに代行署名した。  決定によると、...

海上幕僚長が訪越、クオン人民軍参謀総長らと懇談 (4:59)

 齋藤聡海上幕僚長は、10日から13日にかけてベトナムのハノイ市と北部紅河デルタ地方ハイフォン市を訪問し、グエン・タン・クオン国防次官 兼 人民軍参謀総長およびチャン・タイン・ギエム人民海軍司令官と懇談...

イーレックス、ビナコミンと石炭火力2基目でバイオマス混焼試験 (3:51)

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、国営ベトナム石炭鉱産グループ(ビナコミン=TKV)傘下のビナコミン電力[DTK](Vinacomin - Power Holding C

ハノイ:大晦日に市内6か所で打ち上げ花火 (2:52)

 ハノイ市は、2026年の新暦正月の1月1日(木)および旧暦元日に当たる2月17日(火)を祝う打ち上げ花火の実施を計画している。  まずは新暦正月の打ち上げ花火として、2025年12月31日(水)の午後11時45分から15分...

ベトナムの25年EC市場規模、成長率で世界トップ10入り (24日)

 商工省によると、2025年の電子商取引(eコマース=EC)市場規模は前年比+25%増の約310億USD(約4兆9000億円)となる見通しだ。小売売上高に占める比率は約11%で、デジタル経済全体の約3分の2を占めるなど、ベトナ...

ベトナム企業、ピエール・カルダンのカナダ事業を買収 (24日)

 イーモール・ベトナム(Emall Vietnam)はこのほど、フランス発祥のファッションブランド「ピエール・カルダン」のシューズ部門「ピエール・カルダン・シューズ(Pierre Cardin Shoes)」のカナダ事業を買収した。 ...

ブラジル、ベトナムと特恵貿易協定(PTA)交渉開始 (24日)

 ブラジル政府は20日、同国のフォス・ド・イグアスで開催されたメルコスール(南米南部共同市場)首脳会合で、ベトナムとの間で特恵貿易協定(PTA)交渉を開始したと発表した。議長国を務めるブラジルのマウロ・ヴィ...

ホーチミン:顔面の巨大腫瘍切除手術に成功、チョーライ病院 (24日)

 ホーチミン市チョーライ病院は18日、男性患者の顔面にできた重さ950gの腫瘍の切除手術に成功したと発表した。腫瘍は顔面と耳の外見に深刻な影響を与え、圧迫による難聴も引き起こしていた。術後の患者の健康状...

ハノイ:無人航空機で医薬品輸送、試験飛行を実施 国内初 (24日)

 ハノイ市のドゥックザン総合病院は20日、直線距離で約8km離れたザーラム総合病院まで無人航空機(UAV)を使って医薬品を輸送する試験飛行を実施した。  ドゥックザン病院は、ハノイ市人民委員会から医療目的...

ホーチミン:メトロ2号線、約200m延伸 メトロ1号線と接続 (24日)

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)について、路線計画および関連施設の位置の調整方針を承認した。調整後のメトロ2号線は、ベンタイン駅側に約200m延伸し、メト...

商工省、トレーサビリティ管理システム運用開始 (24日)

 商工省は23日、製品情報の透明化や消費者保護、企業の持続的発展の支援を目的として、公式ウェブサイト<www.verigoods.vn>でトレーサビリティ管理システムの運用を開始した。  同システムは

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved