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統計総局(GSO)によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波の感染拡大により、2021年12月15日までに220万人あまりの労働者が都市部を離れて田舎に戻った。
GSOが6日に発表した資料によると、都市部を離れた労働者の数は、ハノイ市が約44万7000人、ホーチミン市が約52万4000人、南部各省が約60万人、その他の省が約67万6000人となっている。
都市部を離れた者のうち大半はフリーランスの労働者たち。首相指示第15号および第16号が適用され、厳しい社会的隔離措置が敷かれたことで、労働者の生活に大きな影響を及ぼした。現在も都市部に残っている15歳以上の労働力人口は約83万9000人とされている。
人口労働統計部のファム・ホアイ・ナム部長は、「労働者の都市部離れが進んだことで、繊維・衣料・履物など一部の産業が深刻な労働力不足に陥った。田舎に戻った労働者は新しい職探しが難しいため、関連機関は雇用と労働市場の回復に向けた施策を講じなければならない」と話した。
ワクチン接種が進んで社会的隔離措置が緩和されたことで、労働市場は昨年末から回復の兆しを見せている。第3四半期(7月～9月期)と比べ、失業率が減少し、賃金労働者の平均月収も増加した。
なお、GSOによると、2021年における15歳以上の労働力人口は5050万人で、前年比▲80万人減少した。労働力人口の失業率は3.22％で、このうち都市部が4.42％、農村部が2.48％だった。同年の賃金労働者の平均月給は前年比▲7万3000VND(約370円)減の420万VND(約2万1300円)となっている。
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