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ベトナム国家銀行(中央銀行)の取引所は9日、米ドル売値を1USD=2万4840VNDから10VND(約0.04%)ドン高へと調整し、1USD=2万4830VNDとした。中央銀行のドル売値切り上げは今年4回目で、全て直近1か月余りの間に実施されている。
中央銀行は2週間前の11月25日に、米ドル売値を1USD=2万4850VNDから10VND(約0.04%)ドン高へと調整し、1USD=2万4840VNDとしていた。
中央銀行は年初から10月24日まで、6回にわたりドル売値を切り下げていた。6回分を合わせた切り下げ幅は1720VND(約7.4%)。
中央銀行は同日、対USD銀行間為替レート(中銀公定レート)を、前日の1USD=2万3659VNDから2VNDドン高に調整し、1USD=2万3657VNDとした。各商業銀行が提示する為替レートも大幅なドン高に振れた。
公定レートの許容変動幅は±5.0%であるため、現在商業銀行が提示できる為替レートは1USD=2万2474VND~2万4840VNDの範囲となる。